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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第62章 例えばこんな結婚式を 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



結婚指輪の裏に
お互いの名前の頭文字と
お互いの誕生石のシークレットストーン

入籍した日付と それから

短かい メッセージなら
入りますよと 向こうの人に言われて

それぞれに 宛てたメッセージを

結婚指輪に刻印して貰ったんだが


9文字と言う 文字数制限があって


その 残りの9文字で 

俺は 彼女に ”∞ LOVE” を贈って

彼女からは 俺に ”eternal ♥” が

指輪には刻まれていた訳なのだが


お互いに完成するまで教えないと言う

ルールだったから


サイズの確認を店でして

メッセージの刻印に間違いが無いかと

そう確認を促されて


ジュエリーショップに不似合いな
笑い声を みくりが上げて
大笑いしていたのは 記憶に新しいが

「そんなに、おかしいか?」

「いや、その自分のも
大概恥ずかしいなって思ってたからさ。
まさかの、インフィニティだとはさ」

「別に…、おかしくもないだろう?
君から俺への、永遠に続く
不滅の愛に対して、俺からの
無限の愛を贈るんだからな」

ギュッと杏寿郎の後ろから
みくりが抱きついて来て
杏寿郎の身体に腕を回した


「ん、恥ずかし者、夫婦…ッ」

「恥ずかし者、同士でお似合いだがな」

「だってっ、インフィニティ…ッ」

「いいだろう?蒸し返すなっ。
君だって、エターナルだろうがっ」

後ろから抱きついて来ている
みくりがプルプルと震えているから
笑い出しそうなのを堪えているのだろうが

俺は 事ある毎に

このネタで 笑い者にされそうだが

今だけじゃなくて

10年後 20年後…に

この話で 同じ様に笑い合えるなら


それはそれで

理想の夫婦の形なのかも 知れない


まだ 夫婦としては

始まったばかりで


インフィニティ…にも エターナルにも

どうにも 程遠いからな 俺達は



永遠に続く 不滅の愛を貴方に


「案外俺は、君のメッセージも
悪く無いと思うがな?みくり」

「いや、別…に、∞…嫌いじゃないよ?」


たった 9文字の 中に

永遠を君は詰め込んでくれて

俺は 無限を詰め込んだんだからな


「みくり、愛してる…ぞ?」

「それは、無限…に?」


「俺の愛に限りは無いがな」

「恥ずかしい、杏寿郎…」




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