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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第62章 例えばこんな結婚式を 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「あの後の、煉獄さんの葬儀の後の
貴方がどうしたのか…についてです」

「しのぶちゃんは、知ってるんじゃ?」


みくりの問いに
しのぶは首を左右に振った

知らないって事?

宇髄さんも それを知らない?


しのぶちゃんにしても
宇髄さんにしても


詳細な記憶がある様な感じなのに


炎柱であった彼の死後の

私がどうなったかを知らない??


そうだ 火傷

私の身体にも顔にも

火傷の痕があったんだ


彼を忘れて 誰かの妻になんて…

なったりしたのだろうか?


だとしたら 私は


その後 どうしたんだろう?


「私は知りません。でも、
貴方もそれを憶えて居ない様ですね。
煉獄さんは、知りたいでしょうけど…」

ふぅっとしのぶがため息をつくと
その視線を床に落とした

「でも、無理に思い出す必要も
ないでしょうし?今の煉獄さんと
貴方が幸せなら、それでいいのでは?」

「今の、その、幸せを脅かす
脅威について詳しく
教えて欲しいんだけど?しのぶちゃん」

「そのまんまですよー?煉獄さんは
素敵で優しくて、カッコイイので
モテモテだって話です。まぁ煉獄さんが
よそ見をする様な方では無いのは、
私も知っていますけど。それとお決めに
なられたら、それしか見えない方ですから」

ズイっとしのぶが
席から乗り出して来て
みくりの顔を覗き込んで来ると

「そんな事より、腰は大丈夫ですか?」

「それはっ、その…毎日…杏寿郎が、
許してくれない…感じでッ」

「あら、まぁ。新婚さんですものね。
毎晩、それはさぞかし、情熱的な…」

「夜だけじゃなくて…、近頃は…」

みくりの言葉にしのぶが
大きな目を見開くと

「まぁ、朝からもなんですか?」

「朝は…ダメだって、言ってるのに…ッ」

「でも、煉獄さんのあの性格ですから
朝は止めてとお願いしても、そう言えば
逆に朝にして来そうですし…。困りましたね」


強ち 社内の噂は…間違いではないと

言う事にありますね

にんまりとしのぶが笑って


「あの、しのぶちゃん」

「はい、何でしょう?」

「楽しんでない?」

「いいえ、気のせいです」

ニコニコと笑うしのぶ
にこっとみくりも笑顔を作って

「楽しんでるよね?」

「いいえ、気のせいです」

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