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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第61章 呼びたい男と呼ばない女 お相手:宇髄天元 現パロ



日高山にあって

昼間でも見れる

キラキラしてる…物??


「でも、マイナースポットだからさ。
もしかすっと、知らないかも?
ま、着いてからのお楽しみにしとく?」

私が知っている日高山の

昼に楽しめるスポットには

生憎 キラキラは存在していない

マイナースポットと言ったけど

一体どこへ連れて行かれるのだろうか?


「俺はそこ、たんまにひとりで
行くんだけど。ずーーーっと居られる。
3時間でも、4時間でも居られるんだわ」


そんな 宇髄さんが楽しめる所あったっけ?

家族連れが楽しむスポットが多い
イメージの日高山だが

森林植物園にアスレチック
小さい子供でも大丈夫なハイキングコースに 
羊の毛刈りで有名な牧場

だがそれのどれも 3時間も4時間も

彼が飽きずに

居られる場所ではなさそうで


「降参する?」


「ええ。思い浮かびそうに無いので」


そんな 話をしてる内に

日高山に幾つかある

心霊スポットのひとつである

日高山トンネルの手前に差し掛かって


「あー、このトンネルも有名だけどさ、
日高山って、心霊スポット多くね?」

そう言えば あの廃病院も
裏日高の方に近い場所だったっけ?

「日高山が特別って訳じゃなくて、
霊って言うのは、成仏したいが為に
高い場所を無意識に選ぶ習性が
あるらしいですよ?だから、自然と
山には霊が集まるらしいです。
本当か嘘なのか知りませんけど…。
私は幽霊じゃないので」

トントンと宇髄がハンドルを叩いて

「そんなの、霊の勝手でしょって事ね?
まぁ、信じる信じねぇは自由だわな。
そう言えばさ、
来る時と来ない時あったじゃん?」

夜景のドライブと
大体 心霊スポット巡りはセットで

私が車から降りる時と
降りない時があるのが

疑問だったのか そう訊ねて来て


「ああ、それですか?
それは、内緒です」


ヤバめなのが居るか居ないかです
とは言っても信じては貰えないだろうし
おばあちゃんに口止めされている事だし

「見てみたいとかって思う方?」

「こっちからあっちが、
見えていると言うことは。
あっちから、こっちも
見えるって事ですよ?
見えない様に、出来てるのに。
わざわざ見る必要ないです」

そう静かに話す みくりの話が
今まで聞いたどの怪談よりも
怖いと感じた
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