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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第3章 訪問看護 お相手:煉獄杏寿郎


言われたとおりに
その上に右足を乗せる

足の先の方へ向けて
高くなるようになっていて
太もものあたりまで
支えられるようになっていた

「高さ、大丈夫そうです?」

「ああ、大丈夫だ問題ない」

先ほど練っていた湿布を患部に当てて
その上から氷嚢で冷やせるように
みくりが調整する

「まだ、腫れが酷いのでテーピングは
難しそうなので。明日また、
伺いますので……、引いてたら
テーピングしますね」

「帰るのか?」

「え、ええ。ここに長居しても
ご迷惑になりますし……」

明らかに悲しそうな顔をされてしまうと
帰るとは言いだしにくくなる

「君に、……居てほしいのだが、
ダメだろうか?」

しのぶちゃんには この後 
自由にしていいと言われているし
運がいいのか悪いのか 
明日は非番だったりもする

「1泊…だけなら、なんとか」

「本当か!」

家の人には後でお世話になる
お礼を何かするとして

私はついつい
この人を甘やかしてしまうようだ

とは言っても 私も 
一緒に居たかったのもあるけど

起こしていた杏寿郎の体を
布団に横にさせる

「みくり、その視線の高さが
違うと…、落ち着かないのだが」

上から私が見下ろすのが
落ち着かないと言いたいのか
彼がそう訴えかけて来て

寝てて貰った方が
体勢的に楽だろうし
この体勢で彼と視線を合わすとなると
私も横になるしかないけど

「君も、入るといい」

杏寿郎が掛け布団をめくると
その中に入るように言われる

「あの、杏寿郎さん。お言葉ですが
この布団に二人は狭いと思うのですが?」

「そうか?寄り添えば
入れなくもないと思うがな!」

この布団に二人で
体格のいい者同士が入るのなら
かなり体を密着させて
寄せ合わないといけない訳で

ここで意地を張って 
入らないと拒否してもいいけど

きっとさっきみたいな
悲しい顔をされてしまうかな?

でも きっと中に入ったら……

「みくり?そんなに俺とは同じ床には
入れないと言うのか?…もう何度も……」

ギュッといらないことを
べらべらと喋りそうな口を手で塞ぐと

口を塞いだ手の 手首を掴まれて
そのまま掌を舌で舐められてしまった


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