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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第60章 2人のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



杏寿郎がそのまま
自分の身体にぐったりとしながら

寄りかかって来て

そのぐっしょりと汗に濡れた
額を手で拭ってやると
子供を落ち着かせる様にして
よしよしとその頭を撫でて

ちゅう…と額に口付けを一つ落とした

「終わった後に、そうされると
良く出来ましたと言われてる気分
なんだが?俺の気のせいか?みくり」

そう 私の胸の谷間の辺りから
恨めしそうな声が聞こえて来て

毎回毎回 思うけど

男の人って終わった後って

全てを使い果たして
死ぬかの様な 勢いだもんね

「終わった途端に形勢が逆転
する気がして、ならないんだがな…」

ギュムッと杏寿郎を
そのまま自分の胸を押し付ける様に
みくりが抱きしめて

杏寿郎が気怠そうにしながらも
みくりの身体に預けていた
自分の体重を戻して

ゴロンとみくりの隣に寝ころぶと
デイベットに備えられていた
厚手のタオルケットを
みくりの身体にふんわりと掛けてくれて

そのままこちらに伸ばして来た腕に
自分の頭を預けると
背中に手を回して来るから
その中にすっぽりと納まる

じっと下から
杏寿郎の顔を見ていると
杏寿郎と視線がぶつかって

「どうした?みくり。
俺の顔に何かついてるか?」

「あのさ、良く、終わった後ってさ」

「ああ、何かと思えば
賢者タイムの事か?俺にも
多少はあるぞ?心地のいい
気怠さみたいな物だがな。
ん?もしかして、あれか?
終わった後に、ベタベタされるのが
嫌なのかとか思ってたのか?
それに、どちらかと言うと
終わった後の方が、
君はそうしたがるだろう?」

ちゅう…と額に
杏寿郎がキスをして来て

あんまり杏寿郎には賢者タイムが
無いのかも知れないとそんな事を

昔聞いた 友人の彼の話を
思い出しながら考えていると

「喉、乾かないか?」

「ああっ!」

喉が渇かないかと杏寿郎の聞かれて

思い出した事があった

「忘れてただろう?ぬるくなった
ビールでも、飲むか?
どうせ、今日は一日、ここで
君とただれた時間を過ごすつもりだったしな」


ただれた時間と杏寿郎が言って来て


今日はと言う彼の言葉に

いつの間にか 日付が

12日になって居たのだと気が付いた


「ねぇ、杏寿郎」

「ん?何だ?みくり」


「終わっちゃうね」


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