第60章 2人のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「どうしてだ?俺は…もっと、
君の匂いを嗅ぎたいんだが?
いいだろう?みくり」
そう甘えた様な口調で
杏寿郎がおねだりをする様に言って来て
ぐらぐらと自分の中の何かが揺らぐ
「んんっ、やぁ、嗅がないでっ…
ふっ、はぁ、嗅いだら…ダメッ」
「いい匂いだって、思ってるから
嗅ぎたいんだが?もっと、嗅いでも
いいだろう?みくり。
俺は、君の匂いも好きなんだが?」
耳の辺りや胸元や
首筋にキスをしては来るが
スゥっと鼻から空気を吸い込まれて
明らかにその辺りを嗅がれているのが
嗅がれている本人である
自分には分かって居るので…
恥ずかしくなってしまって
居た堪れない気持ちになって
「んんっ、やぁ、嗅がないでッ、
杏寿郎の、馬鹿っ、変態……いっ
やぁああんっ、んっ、ちょ、
脇ッ、脇はダメッ、くすぐったいからっ」
杏寿郎に開発された所為で
それまであんまり感じない場所で
感じる様になった場所もあるし
元から感じる場所は
もっと感じる場所になってしまって居て
ドンドンと 感度が上がっているのは
彼に抱かれる度に自覚してる事で
けども 唯一… 脇の下だけは
何度そうされても くすぐったいばかりで
性的な意味では感じる様にならなくて
グイっと両腕を上で
一纏めにされてしまうと
当然に脇が無防備に晒されてしまう訳で
そのまま 杏寿郎が
脇の下の辺りに顔を近付けて来るから
「杏寿郎、脇は…ね?
今までも何度も、してるけどっ
どうも、ね、くすぐったくてね?」
「感じる場所には、なりそうにないと
君は俺に言いたいのだろうが…。
そうなると言われてる場所だからな。
これだけ、感じる身体をしてるんだから、
ここだけ感じないのは、おかしいだろう?」
あ もう これ
脇 開発したいって言ってるんじゃ
「それに、ここは感じるだろう?」
そう言って舌を這わせて来るのは
バージスラインに沿って
胸の下側から外側に向けて
舌で舐め上げて来るから
丁度 胸の先の部分の高さと
交差する辺りの部分に舌が来ると
ビクッとみくりの身体が跳ねて
「ここだって、最初は
何も、感じない場所だっただろう?」
そのまま 胸の境界線に沿って
脇の下の方へと進んで行くと
ゾクゾクとした快感が広がる
頭の上で纏めていた手を開放された
「思ったんだが」