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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第60章 2人のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



ご主人らしき人がそう声を掛けて来て
奥さんが ご主人に戻る様に伝えると

板の間になった ちゃぶ台のある

小さな個室に案内される

おじゃみをそのまま
大きくしたような
座布団が置いてあって

「きゃあぁっ!可愛いっ
おじゃみ座布団だ~、可愛い~。
座るの勿体ないね、可愛いっ」

いたく その座布団が
みくりはお気に召したらしく
猫以上に褒めていたのは
気のせいでもないだろうが

「高さもあるから、
クッションよりもしっかりしてるし
座布団よりも安定感があるね」

座るのが勿体ないといいつつ
ちゃっかりと座るのかと
思いつつも 敢えて言わないが

夕食はオススメの島のご馳走コースで

あっちにお任せする事にしたので

(宇梶メモにそのコースが
オススメだと書いてあったので)


後は ここで大人しく座って

コースが運ばれてくるのを待つだけだ


「創作料理かぁ、
どんな感じなのかな?」

「宇梶さんのオススメだからな、
期待してもいいんじゃないのか?」



美味しい物を少しずつ が


このお店のコンセプトらしく


地元の海の幸と
野菜に拘った

目にも美味しい 料理の数々が

次々に運ばれてくる


アレルギーの確認はされたが

テーブルにはお品書きはなく


目の前に配膳されるまで

次が何か分からない


サクラマスのサラダに

桜鯛の卵の煮つけ

漆塗りの匙に盛り付けられた
島の特産の赤ウニはお塩で頂く


鯛そうめん

鯛のアラ煮

島野菜のグリル


同じ料理なのに

私の分と杏寿郎の分と
皿の大きさは近いけど

それぞれに

違うお皿に盛りつけられていて


「ん~、美味しい~」

「ああ。何を食べても美味いから
安心して食べられるな。
水無瀬牛の握りも美味いし」

「サクラマスのポワレも
凄く、美味しいね。
ルイベも美味しいけど、
同じ食材でも色々な方法で
調理してあるから、
別の楽しみ方が出来るね」

「食べログの高評価も頷けるな、
隠れた名店であって欲しいと言う
投稿者の心理も分からなくもないな」

美味しい 水無瀬島を

たっぷりと堪能して

店を後にした頃には

すっかり日が落ちていて

本来の目的地である
地元の人しか行かないと言う


夜光虫が見られる砂浜を目指す


「楽しみだな、夜光虫」

そう杏寿郎が声を掛けて来た
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