第60章 2人のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「2~3センチくらいのさ、
小さいフグなのにさ。肉食だから
水槽で飼ってた、レットビーと
ラムズホーンと混泳出来ないから止めたの」
「ん?俺はアクアリウムの話は
さっぱりなんだが、君は何を
飼ってたんだ?」
「え?飼ってたの?飼ってたのは
ヒレ長の青みゆきと、半ダルマの
楊貴妃だけど?後はブラックダイヤかな?」
ちらっと杏寿郎の方を見ると
何を言ってるのかと言う顔をしていたので
「メダカだよ、ただの」
「メダカなのか?」
「用水路とかにいるけどね、メダカ。
でも、その辺から採って来るなら
カダヤシと似てるから気を付けないと。
メダカだと思ったら、カダヤシだったって
ケースもありがちだし、カダヤシは
特定外来種だからね。
運搬、飼育、放流禁止だからさ」
フグの話をしてたのか
メダカの話をしてたのか
それとも カダヤシの話をしてたのか
良く分からないままに
なっていると
「杏寿郎は?何か飼ってたの?」
「俺か?俺は、自分で釣った
ザリガニぐらいな物だが」
ああ なんか 凄い
大きなザリガニ飼ってそうだな
蝉とかザリガニとか
凄い採ってそうだな
少年時代
網とカゴ似合いそうだもんな
「ホモサピさんの動画でも、
ザリガニの話はしばしば出て来るけど。
ザリガニは身近過ぎて、
だってみんな一度はザリガニ
飼ったりしてるでしょ?規制が
しにくいけど生態系には大いに
影響与えてるって話してたね…」
「君は?何か掴まえて
飼ったりしてたのか?」
杏寿郎の質問に
幼少期の記憶を引っ張り出して来て
「飼ってた生き物?その辺で
掴まえたのでって事?
ダンゴムシと、カタツムリと、
アマガエルと、後はカナヘビ位かなぁ?」
「カナヘビ?カナヘビと言うと…
あのトカゲの事だよな?」
「カタツムリもちゃんと育てたら
卵産むし、赤ちゃん生まれるんだよ。
すっごい、ちっちゃいカタツムリが
ワサワサ出て来るよ?
カタツムリって、性別が無いって知ってる?
雄だし、雌なんだよ。だから
2匹飼うでしょ?どっちも産むんだよ」
カタツムリの生態なんて
興味を持ったことは無かったが
「まぁ、カタツムリなんて
田舎だったら、コンクリの壁に
雨でも降れば取り放題な程出るから。
飼う程でもないけどね?
後、カタツムリって言えば…
恋の矢って書いて、れんしって知ってる?」