第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「私のおっぱいは、
素敵な旦那さん、専用ですよ」
そう言いながら
みくりがぎゅむっと
自分のおっぱいを自分の腕で
寄せて持ち上げて来る
「そうか!なら早速」
バシン と平手で頭を叩かれてしまって
「でも、今はダメっ。
だってさっきの怒ってるもん。
ねぇ、杏寿郎、私もしてみようかな?」
「する?するって何をだ?」
「フライボード、してみようかなって。
さっきのあの人が言ってた、
あの全集中の呼吸って言ってたやつ。
杏寿郎も、さっきそれしてたんじゃないの?」
カーテンを開けると
長時間閉めていたので
心配されていたらしく
お昼ご飯の用意が出来ていると言われて
メニューの中から
BBQも焼いて持って来てくれるらしくて
水無瀬島の丸々玉ねぎカレーと
BBQの基本のセットを注文した
中辛のルーと丸々の玉ねぎのグリルの持つ
甘さが絡み合って
ゴロゴロとしている大きめの
水無瀬牛のお肉もジューシーで
「んんっ、美味しいっ、
このカレー美味しいね。杏寿郎」
「適度に運動もしてるからな、
美味いな。美味いっ!!」
「お昼が済んだら、フライボードの前に
水上バイク一緒に乗らないか?
島の向こう側が、専用のエリアらしいんだ」
腹ごしらえを済ませると
島の中央を横断して
向こう側の砂浜に出る
そこにはあのリーダーと言われていた
方言の強い 日焼けの店員さんが居て
『ハイ、水上バイク、用意してるけぇ。
2人乗り、するんでしょ?乗っちゃって』
「ああ、でも、長らく乗ってないんで。
先に一人でちょっと乗ってから、
タンデムライドはその後にします。
みくり、肩慣らし、軽くして来るから
そこで待っていてくれるか?」
『ははははっ、水上バイク
死亡事故多いしねぇ~、島でも
数年前に、防波堤に猛スピードで
水上バイク突っこんで、人、死んでるさね』
すっごい軽い感じに
さらっと怖い事言って来たなこの人
『毎年、全国で死亡事故はあるけぇ。
安全運転でねぇ~』
リーダーが一番緩いって言ってたけど
確かにノリが一番軽いかも知れない
ブォンっとアクセルを回すと
そのまま 杏寿郎が
勢い良く 水しぶきを上げて
水上バイクで海の上を疾走する
ぐるっと その辺りを一周すると
元の場所へ戻って来て
「どうしたんだ?みくり」