第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「やっ、んっ、はぁ、
んっ、だめぇ、
やだって、ダメだって…んんっ」
「ダメじゃないだろう?」
チュウッと項に吸い付かれて
彼の舌が項を生き物の様に
ねっとりと這って行く
ブルブルと感じ易い部分を
愛撫されてしまって身体が震える
「んんっ、ダメ、…これ以上はっ
声、んんっ、出ちゃうからっ、
ん、はぁ、、や、んっ、ダメッ」
「抗えなくなる程…、悦くなるか?」
理性が効かなくなる位の
快感を与えるのはどうかと
そう提案して来られて
どうも こうも いい訳ない
「もうちょっと、欲張りたい所だが。
あんまりここで欲張ると。
俺も、持て余しそうだしな…、
少々、物足りない位だが…
余り、しつこくし過ぎて泣かれても困る」
変に生真面目な性分をしてるのは
付き合いが長いし知ってるから
理性が抑えられなくなる前に
泣かれてしまいかねないからな
スルッと両手を掴んでいた手が離れて
手に自由が戻って来る
「んっ、…も、しない?」
そう涙を溜めた目で
こちらを見ながら たどたどしい
口調でそう尋ねて来るので
グッと手の平で口を塞がれて
彼の手がサーフパンツのボタンに
掛かるのが分かったから
「んっ!!んーん!!」
ダメだと 首を横に振るも
その手がその下に滑り込んで来て
水着の上から指が蜜口を押して来て
グリグリとその部分を刺激して来るから
「今のは…、君が悪いッ、ハァ…」
さっきまでの悪戯心のありそうな
余裕があった様子とは
今の杏寿郎の様子がまるで
180度違っていて
余裕がない様子で そう訴えて来て
「俺を、煽った…ろう?」
煽ったと言われても
煽った覚えなんて無い
スルッと水着の下に手が滑り込んで来て
思わず腰を逸らせて
その侵入から逃れようとするも
グイっとお尻の方から
彼の腰で押さえつけられて
腰を逸らすのを許して貰えなくて
クチュ…と そこから
小さな小さな水音が聞こえて
「声は抑えられても、音は…
抑えられないかもな?」
クチュ…クチュと
漏れている音は僅かな小さな音なのに
自分の耳がそれを 必要以上に
音を拾って来て
小さなその水音を 実際の音よりも
大きく響かせて感じ取ってしまうから
「指だけ…」
そう囁かれて 身体を硬くする
指だけ…って 指っ…
もうそこ…触ってるのにっ
指で どうするの?