第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「何で、居るの?」
「何だ?俺が居たら悪いのか?」
「いや、フライボードは?しに行ったんじゃ」
「ああ、それか?
それなら断わって来た!
折角、新婚旅行に来てるのに
自分の奥さんをほったらかしにするのは。
旦那さん、失格だろう?
ちょっと、休憩しよう。ゆっくり
2人の時間を過ごしたいからな」
屋根付きのウッドデッキに戻って来て
「降ろすか?」
そう言って ウッドデッキの
屋根の下に取り付けられている
日除けの為のロールカーテンが
ついて居るから 降ろすかと聞かれても
「今日は、それを
降ろす程天気良くないんじゃ…?」
苦しながらにそう言ってはみたが
あっちと杏寿郎が
距離が離れて一つ飛ばしの
別のウッドデッキを指差して来て
「でも、あっちもカーテンを
閉め切ってるみたいだが?」
「いや、それは…っ、その、
新婚旅行だし、色々と…ッ」
「なら、閉めてもいいな?
俺達も、新婚旅行だろう?
なぁ、みくり。
この下…は、水着か?」
そう言いながら杏寿郎の指先が
着ているラッシュガードの
ファスナーを弄んで
ジジ…と デコルテの部分が
露わになる位にだけその手が
ファスナーを降ろして来るから
「どうする?閉めるか?」
「んっ、閉…めてッ、お願いっ…」
「いいんだな?閉めても」
って 開けたまま??
フルオープンッ?
あ いや 流石にそんな意味じゃないか
「って、言うか…どうしたの?急に」
「確かめたい。
現実がこっちなんだって」
現実? 杏寿郎が確かめたいのは
顔にあった火傷の痕だけじゃなくて
「今、確かめたいんだ…。見せてくれ」
え?見る?見るって?
杏寿郎が手を伸ばして
ロールカーテンを紐を引くと
ウッドデッキには影が降りて来て
四方のソレを締めきってしまえば
昼日中だとは思えない位に
その中に区切られた空間は暗くて
「んっ、ちょ…杏寿郎っ?
んっ、ふぁ…んっ、ん、ンんーんッ」
そのまま ガーデンベンチの上に
キスをされたままで身体を倒されて
確かめたいの言葉の通りに
押さえようとしても
強引にラッシュガードの
ファスナーを脱がされて行くから
「ちょ、ダメッ、何してんのっ!
こんな所でっ、杏寿郎?」
「みくり。君は綺麗だ」
そう言い切られて
何が何だか分からない