第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
現地スタッフの人が声を掛けて来て返事をすると
荷物を預けるロッカーや
シャワールーム
それから休憩のスペースに
真っ白な砂浜に並んでいる
綺麗な白いペンキを塗られた
屋根付きのウッドデッキを指差して
ビーチベットとテーブルセットに
BBQコンロがセットされた
専用の休憩エリアがセットになっている様で
半日ここを使ってもいいと
説明を受ける
テーブルの上にペットボトルの水も
ワインボトルの様に冷やしてあるから
「夜に用事がなければ、飲みたい所だがな」
「お付き合い、頂いてすいませんねぇ。
私も、飲まないし。
その後、飲みたいなら飲んでも
いいんじゃないかな…ねぇ、杏寿郎」
「そうだな、ヴィラで飲んでもいいんだがな。
メモの内容は?見ないでいいのか?」
さっき 受け取ったメモをみくりが開いて
その内容を確認する
昨日の話にあった 夜光虫が島で見れる
海岸の住所と名称と
それから
昨日お世話になったインストラクターの
宇梶さん(メモに名前が書いてあった)
がオススメの宇梶さんの同級生が
地元の食材に拘ってしていると言う
創作料理のお店の 名前があって
杏寿郎がスマートフォンで
その名前を検索すると
食べログでヒットした画像をこちらに
見せて来たから
うんと首を縦に振った
メモっとこっちに手を出して来たので
そのメモを杏寿郎に渡して
その場で予約の電話を入れる辺りも
何とも杏寿郎らしいなぁって
予約する時に名前出してくれていいと
メモにあったのでその旨を伝えると
数分の通話で 予約を終えた
杏寿郎が通話を切って
「平日だから、個室も
空いてるらしかったから。
押さえて置いたぞ?地元の人が
美味しいって言う所の方が、
観光客向けの店よりも、美味しいからな」
食べログのレビューにも
周囲には何もない所の
寂れた町にある隠れた名店の様な
内容の投稿だったから
宇梶さんの言っていた通りに
宇梶さんの地元の辺りは
かなり寂れた 場所なのだろう
「観光客はおろか、地元の人でも
知る人ぞ知る感があるな。さ、
夕飯も心配が無くなった事だし、遊ぶか?」
「遊ぶって、海水浴の季節でもないし。
何して遊ぶの?」
「並んでるだろ?アレ」
そう言って指さした先には
色とりどりのSUPボードがあって
「SUPボード乗るの?」