第58章 今年の彼の誕生日は…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
朝から市役所に行って
婚姻届けを出して
その足で警察署へ行って
そのまま アパートを出て
島のサービスエリアでソフトクリーム食べて
それから ウニしゃぶ…あれは
凄い美味しかったな また食べたいな
イルカも 濡れた茄子みたいだったし
それに…あんな 素敵な
ハネムーンでしか 泊まらない様なヴィラも
ヴィラ…で は… その
かなり 自分でも恥ずかしい事を
口走ってしまっていた…な
「みくり?もう、酔ったのか?
顔、赤いぞ?珍しいな、なぁ
地酒も、飲まないか?それに
そろそろ、鯛は降ろした方がいいな」
ぼんやりとしている内に
鯛がしっかりと焼けていた様で
3つ 木の台に置かれている
並んだグラスの中の一つを取ると
「乾杯ばっかり、してる気がするんだけど」
「いいだろう?グラス3つあるし
3回しても、したらダメと言う
ルールがある訳でもないだろう?」
トンと隣の彼の肩にもたれ掛って
「ん?個室だからか、外なのに
珍しい…いな、そんな気分なのか?」
みくりが杏寿郎の左腕の
手首に手を伸ばして来て
そっと杏寿郎の腕の自分が贈った
腕時計を確かめる様にして触れて来て
「ちゃんと、してるぞ?」
「んっ、知ってるよ。
いいじゃん、触っても」
「言葉で、欲しい…と
みくり。君に強請っても。
今日なら許して貰えるのか?」
「うん、いいんじゃない…かな?
だって、今日は杏寿郎のお誕生日でしょ?」
「そうか、なら。
あっちに戻るのが楽しみだな」
カヤックの前に軽い軽食は食べていたけど
しまったな 美味しかったから
結構しっかり食べちゃったな
「ん?どうしたんだ?」
「いや、軽く食べてたのに
つい、食べすぎちゃったなぁって」
「はははは、旅行先の罠だな」
「ねぇ、杏寿郎」
「ん?今度は何だ?」
「こんな、素敵なお店、
探してくれてありがとうね。
水槽のある、お店でご飯
食べてみたいなぁって思ってたからさ」
そう素直に感謝の気持ちを
みくりが杏寿郎に対して述べて来て
「なら、ベットで君から濃厚な、
お礼のサービスがあると…。
俺は、期待してもいいのか?」
「お祝いのサービスじゃなくて?」
「お祝いとお礼か、期待できそうだな」
「もう、期待し過ぎないでよ?杏寿郎」