第57章 今年の彼の誕生日は…中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
あくまで 庭のプールで
冷えた身体を温める為のジャグジーだから
シャワーも無いし
ボディソープとかが
備品として備えられてる訳じゃない
色とりどりのプルメリアが
浮かんでいるジャグジーに
ジャグジーと言っても
水流はOFFにしてあるから
只の花の浮いたお風呂なんだけども
先に入っていた杏寿郎が
こっちにおいでと促して来る
「ちょっと、待ってて
髪の毛濡れない様に纏めとくから…」
髪が濡れてしまわない様に
高い位置で一纏めにすると
杏寿郎の待っている
円形の湯船に浸かった
ザバァアアッと縁から
勢い良く湯船の外にお湯が漏れるが
ガラス張りの休憩エリアは
外とは区切られている物の
濡れたまま入る前提の様で
床もタイル張りになっている
そのお湯の勢いで
プルメリアの花が幾つか
外に逃げてしまっていて
「ああ。あんな所まで行ってるな」
「2人で入るからだよ…。
ねぇ、これは杏寿郎が用意してくれた?」
湯船の中に浮かんでいる
プルメリアの花を
みくりがお湯と一緒に掬うと
そのまま 湯船の中に戻す
「好きだろ?こう言うの…。
前に温泉に泊まりに行った時に
女湯がバラ風呂だった!って、
興奮しながら戻って来た時あっただろ?」
「うん、そんな事もあったかな?
バラのお風呂も素敵だけど、
プルメリアのお風呂も素敵…。
いい香りする、ありがとうね」
「それに、こう言うのあった方が
新婚旅行ぽいだろ?それとも
プルメリアだらけのベットで
したかったか?みくりは」
うーんとみくりが唸り声を上げて
「それは、ムードがあっていいかも
知れないけど。する時に、折角の
お花、潰しちゃうかも知れないし。
邪魔になりそうだけど…?」
後ろから杏寿郎に抱きしめられて
彼の手がスルッと下腹を撫でて来て
「さっき出した分、
ここの中に溜まってるんじゃないのか?」
グイっと圧を掛けられると
反応して子宮がきゅんとなる
「んっ、出すんだったら、
おトイレに行って来る…からっ」
「ここでもいいだろ?」
ビクッとその言葉に
みくりが反応して
「やっ、でも…、ここじゃ…
シャワーも無いし…、
全部…お湯に入っちゃうんじゃ」
自分の中に溜まってる
杏寿郎の出した物をここで
出すのは抵抗があると言って来て
「じゃあ、そのままで居るか?」