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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第57章 今年の彼の誕生日は…中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「ちょっと、ふざけてないで
ちゃんと食べさせてよ~、杏寿郎」

「んー?食べたいか?そうか
なら、もう一度、君からそうするといい」

そうみくりが不満を漏らすと
杏寿郎がゴクンっと口の中の
オレンジを飲み込んでしまって

「あっ!」

食べちゃったのかと 声を出すと

「みくり、見て見ろ、皿の上
リンゴの蝶々が飛んでる」

テーブルの上のカットフルーツの
盛り合わせには アクセントに
蝶の形に飾り切りをされた
リンゴが乗っていて

「やん、それは勿体ないよ、
凄い可愛いもん、リンゴの蝶々…」

「だが、これは食べる物だぞ?
ああ、こっちのイチゴは
バラの花になってるんだな」

バラの花に見える様にカットされている
イチゴを杏寿郎が手に取ると

そのイチゴのバラの 花びらで
みくりの唇にちょんと触れて来て
ふんわりとイチゴの香りが

鼻先を掠めて来る

「好きだろう?イチゴ、
まだあるぞ?食べるといい。
俺が、食べさせてやろう。みくり」

杏寿郎の肩に腕を回すと
みくりが杏寿郎が
自分の口にはさんでいるイチゴを
自分の口で迎えに行って

自分の口に含むと
そのまま 杏寿郎の唇に
自分の口の中に
イチゴを残したままでキスをする

ちゅ… ちゅ…
お互いの唇を唇で挟んで
食み食みしながら 食み合う様な

そんな キスを…する

「んっ、ふ…っ、杏寿郎…」

落ち着かない様子でギュっと
みくりが自分の身体を
杏寿郎の身体に押し付ける

「食べたい…か?みくり」

そう杏寿郎が確認をして来て

「もう、フルーツはいいよ…、
食べたいのは、フルーツじゃなくて…ッ」


「今、目の前に居る…
みくりの、旦那さんの方だろうか?」


フルーツじゃなくて
俺を食べたいのかと 杏寿郎が確認して来て

その杏寿郎の言葉に
じゅん…と 甘い疼きが
子宮に来るのを感じて


「まだ、君の味見をしてなかったからな…
味見…しても…、いいか?」

それは 島のサービスエリアで
ソフトクリームを食べていた時に

私自身の味を味見したいって言ってた

あの時の事でしかなくて


身体の後ろに回されていた手が
スルスルと背中を降りて行く

ブルブルとそれだけの事に
身体がつぶさに反応して震える

ちょっと…軽く 背中撫でられただけなのに
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