第56章 今年の彼の誕生日は… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ちょ、杏寿郎、それ以上は…んッ」
際どいのではないかと感じて
杏寿郎を呼んで止めてみるが
下腹部の更に下まで伸びて来て
「これ以上は、何なんだ?
良いだろう?みくり。
誰もこんな奥まで来やしないし、
何も、ここで君のソコを、
味見させろとまでは
俺だって言ってないんだ」
それはそう…何だけども
「それに、俺に味見してもいいと
言ったのは、君だろう?」
「んっ、それは…言ったけど
でも、ここじゃ…ダメッ。
味見って範疇超えてるもんッ」
だって 味見の範疇超えちゃう
これ以上の
味見を許したらダメな気がする
「気になるか、俺のこっちが」
だって杏寿郎のソコ
私の…気のせいじゃなかったら
大きくなって…るよね?
「俺のこっちも…、みくりの
味見がしたいんだろうな」
でもソコで 私のソコを味見とは
言わないんじゃないかな?
「それっ、味見って言わないからっ!」
グイっと杏寿郎の胸板を押して
自分の身体から遠ざけると
「もう!ふざけるんだったら、
お終いにするからね?味見お終い!」
「もうちょっと、だけ…いいだろ?」
そう耳元で杏寿郎が囁いて来て
チロッと耳の縁を舌がなぞる
「んぅ、ダ…、メ…。
味見じゃないからっ、
食べようとして…ない?」
恨めしい様な視線を向けられてしまって
あわよくば 更にへりくだって
おねだりをしてもう少しと思って居た
俺の魂胆はバレてしまっていた様だが
「いやっ、してないぞ?断じてっ。
ちょっとだけ…のつもりだが?
みくり、ちょっとだけ…ダメか?」
そう言って頬を撫でて来て
唇を重ねられてしまって
そのまま 舌を絡め取られそうになって
グイッとその顔を押し返す
「んっ、だっ、め…っ、
そんな言い方っ断われない…んっ。
やっ、ダメっ…って言ってるの、
…にっ、違うからっ、やぁ、ん」
「…もうちょっとだけで、我慢するから」
そう言葉で言ってるけど
身体を引き寄せて来る腕の力と
深く探ってくる舌はそうは言ってない
「んっ、んんむっ、ん゛んぅ」
そんなキス…されたら
動けなくなっちゃう…
「みくり」
「んや、ダメってもう…
止めて…んっ、声…、出ちゃう…しッ
いい…、加減にしてぇ!!」
バシィンッ
思いっきり 横っ面をはつられた