第56章 今年の彼の誕生日は… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
※1 水無瀬島
もう どこの県のどの島なのか
凄いヒントだらけだしまんまなのですが
そうです 現存のとある島がモチーフです
ホテル水無瀬のモデルも
ホテルニュー○○ですね
同県の出身の方はピンと来ておられるかも?
過去の現代パロシリーズにも
バレンタインの時に
この島のSAがモデルの場所があります
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「なぁ、みくり。
子供が生まれたら毎年夏に、
家族旅行に来ないか?宿泊先も
ホテル水無瀬じゃなくても、
グランピング場も島には多いし。
海水浴は勿論だが、イルカと
一緒に泳いだり、
カヌーしたりも出来るしな」
きょとんとみくりが目を丸くしていて
何年後の話なのかと言う顔をしていて
「ああ、すまない、先の話過ぎたな」
「ううん、別に。そうだね、いいね」
自分達は今日夫婦になったばっかりで
これからどんな家族になって行くのかなんて
まだまだ想像が付かないけど
でも 子供が生まれて
ある程度大きくなったら
やれ キャッチボールをしよう
サッカーをしよう
釣りに行こう キャンプをしようと
息子でも産まれでもしたら
私の事なんて置いてけぼりにして
男二人旅だ!とかって
どこか行ってしまいそうだしな
そうなっちゃうと 寂しい気もする
生まれてもいない子供に
焼き餅焼いても仕方ないけど
「みくり、どうしたんだ?」
「ねぇ、杏寿郎。
子供が生まれてもさ、ごくごく
偶にでいいからさ。
私ともさ、デート、してくれる?
息子と、娘とばっかりはダメだよ?」
ん?どこから息子と娘が出て来たのか
俺にはさっぱりわからないが
みくりの脳内は既に
10年後ぐらいに居そうだな
「俺は昔それを、両親がしてて
余りいい気がしなかったんだが、
こっちの立場になってみると。
その両親の気持ちも、
理解が出来るなと思ってな」
「その時は、子供達だけで
泊まりに行かせちゃう?
ある程度、大きくなったらの話だけど。
あるよね?子供だけが
夏休みに参加するキャンプとか。
まぁでも、うちのお母さんは
デート行って来る!って
私をしばしば実家に預けてたけどね」
その言葉にああっと妙に納得が付いて
あのお母さん その辺フルオープンだからな
「隠されるよりもいいか…?」