第56章 今年の彼の誕生日は… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
杏寿郎がシャワーから戻って来て
それから自分がシャワーを済ませて
髪を乾かして
例の赤いセクシーランジェリーを付けた
そう言えば…
さっきのシャンパンについて居たリボンを
みくりが思い出して
ソファの上にあったそのリボンを取ると
自分の右の太ももに
蝶々結びにして結んだ
「プレゼント…ぽい?かな?」
まぁ 包は変えても
中身はいつも通りだから
代り映えはしないかも知れないが
「杏寿郎…」
ドアの所からこっちに入って来ようとせずに
寝室の出入り口から
顔だけ覗かせてこっちを見ていて
「どうしたんだ?こっち…来ないのか?」
「ねぇ、目、閉じてくれる?ちょっとだけ」
そう促されて
いいよと言うまで目を閉じろと
みくりが言うので
言われるままにそうすると
気配がこっちへと近づいて来るのを感じて
ギシッとベットが軋むと
自分の目の前にみくりの
気配があるのを感じる
「杏寿郎、もういいよ?」
目を開くと
赤い下着姿のみくりが
その手に缶のホイップを持っていて
「ねぇ、杏寿郎…これ
使うのはいいけど、その辺汚れちゃうよ?」
「汚れてもいいようにこれ、
用意したんじゃないのか?
これも、今日の為に用意してくれたんだろう?」
「杏寿郎が、そうして欲しいって…
言ったからじゃんかっ!」
ふっと杏寿郎が笑って
「文句や不満を言いながらも
俺が言った事、してくれる君が好きだがな」
俺がこうしたいって何気なく
言った事を こうして憶えて居てくれて
それを叶えてくれるからな 俺のみくりは
杏寿郎がスプレーになった
ホイップを上下に振ると
スプレーを逆さまにして
「みくり、両腕で
胸を真ん中に寄せてくれないか?」
そう杏寿郎が促して来て
良く分からないままに
両腕で中央に左右の肘を
持つような形でおっぱいを寄せると
「これで…いいの?」
「ああ、それでいい」
プシュと鎖骨の下ホイップを出すと
胸の谷間の上にそのスプレー缶を置いて
「こうすると、
これが出したやつ…感がするだろう?」
「それが出した奴に違いないじゃんっ」
「それとも、俺が
それを出したみたいにするか?」
それと鎖骨の下のホイップを
杏寿郎が指さして来て
要するにそれは…
私の胸の間に挟む的な…?