第56章 今年の彼の誕生日は… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ケーキも食べるか?」
「じゃあ、ケーキ、
あっちで、切って来ようか?」
「これ位のサイズなら、食べきれるだろう?」
カットする必要はないと
杏寿郎に言われてしまって
フォークだけ2本持って戻ると
杏寿郎の手にその1本を渡して
元居た杏寿郎の足の間に収まる
中々 居ないんじゃないかな?
小さいサイズとは言えど
そのままホールで食べる人
チョコレートの黒と
その艶やかな赤のバラの飾りの
コントラストが綺麗で
大人向けなバースデーケーキなんだけども
杏寿郎がフォークで一口分の
ケーキを掬って 口に運ぶのを
じっと見ていて
「君も、食べるだろう?」
そう言って微笑を浮かべて
フォークで自分が食べていた1口に比べたら
控え目に乗せた ケーキを
こちらに差し出して来たので
「あーん。しろって事?」
「食べないのか?美味いぞ?」
ハイとこっちへ差し出して来るから
杏寿郎に向けて控え目に口を開くと
杏寿郎が口の中にケーキを入れて来るが
控え目にしか
恥ずかしがって口を開かなかったから
口の端にチョコレートが付いて
「俺が、甘いの苦手だから
甘さも控え目にして貰ったんだろう?」
そう言いながら 口の端に付いた
チョコレートを舌で舐め取られて行って
右側 それから左側と舐め取られる
「杏寿郎、甘いの苦手…だって」
「前にも、言っただろう?
一緒に食べる物次第だってな…。
いいんだろう?みくり。
君が用意してくれた
もうひとつのケーキ方も、
食べたいんだがな?俺としては」
そう言って耳元で囁いて来て
首筋を杏寿郎の髪先がくすぐって来る
「んっ、杏寿郎。そっちは…、そのっ
準備しないと食べれないよ?」
「じゃあ、先にシャワーだな?」
「ねぇ、杏寿郎が先にシャワーしてくれる?」
そう言って杏寿郎をシャワーに行かせると
その間に夕食の片付けを済ませて
寝室に戻って
下着をしまっているタンスの引き出しを開いた
クリスマスの時ともバレンタインの時とも
別の赤いランジェリーで
上のブラみたいになってる
総レースの部分の先の部分が
小さなリボンで留めてあって
解けば…先が出る感じに
なって居るやつだから
脱ぐまでも無い様な感じなんだけども
生クリーム使うなら
布面積少ない方が…いいかなって