第56章 今年の彼の誕生日は… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
※因みに 夢主と煉獄さんは
東京在住ではありません
ーーーーーーーー
私にはこの人がどなた様なのかも
分からないし
そして どうして私が
この場に呼ばれたかもわからない
のだけども
その人の視線が凄いこっちに来てるのは
全身を目踏みするようなその視線が
突き刺さって来てるから肌で感じていた
「身長は…、168かしら?
手足も長いし、スタイルもいいし。
体重は…そうねぇ、50ぐらい?
体重的には申し分ないけど…
敢えて、欲張りを言うんだったら」
ツカツカとヒールを鳴らしながら
その女性がみくりの前まで来て
ぐっとみくりの腰を掴むと
「ここ、もう少し絞れるかしら?
後、1ヶ月で。ここだけ数センチ
絞ってくれたら完璧。
もっと、色々注文付けないと
行けない様な感じだったら私も
諦めるけどね。この画像もいい感じだったし。
実物、見たら、欲が出ちゃった」
そう言って目の前の女性が
にこっりと笑って
「ああ。みくり。この前に
話してた、臨海地区の結婚式場の
契約してる、デザイナーの方で。
みくりの先輩になる人だから
知ってるんじゃないのか?」
杏寿郎の言葉に目の前の女性の顔を見る
綺麗な人なんだけども
確かに顔立ちの雰囲気
「もしかしてっ、麻理恵先輩っ……??
江藤樹奈ちゃんのお姉ちゃん…の?」
「はい、そうでぇーす。
樹奈のお姉ちゃんの、麻理恵さんでした。
そうなの、私さぁ、中条市を出てさ。
普段は東京に居るから。樹奈も
今は、一緒に暮らしてるから。東京で。
あの、ネモフィラのドレス、
みくりちゃんが着てくれたんでしょ?」
「その、来月の撮影用にな
既存の製品ではなくて、新しいのをと
先方にこちらから連絡があったと
聞いたんだ、昨日LINEで」
「そうなの、ごめんなさいね。急に。
でも、折角のCM撮影だから、
私の、ドレスが良く見える様なデザインが
いいなぁ~って思ったの。
そうしたら、よくよくお話聞いたら。
私のドレス着るの、
みくりちゃんだって聞いてね?
折角だから、ちょっと会いたいなって。
来ちゃった!ねぇ、樹奈にも会いに来て?
私のお家広いし、旦那さんもご一緒にね?」
相分からずテンション高いな
麻理恵先輩っ 昔からこうだけど…
「樹奈ちゃん、確かに…
久しぶりに会いたいです」