第55章 今年の黄金週間は お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 裏なし
ああ そうか
だからか… 杏寿郎がここの
この場所のネモフィラに拘っていた理由
そして 今 ここに来たかった理由が
全部自分の中で納得がついてしまって
「ねぇ、杏寿郎」
「返事は貰えないのか?」
ううんとみくりが首を横に振って
「杏寿郎、私と結婚してくれる?」
こっちからそう杏寿郎に伝えると
驚いた様な顔をして
それから 杏寿郎が笑顔になって
フワッと身体が浮いたと思ったら
腰を持って 持ち上げられてしまっていて
「ああ。勿論だ!
結婚しよう。みくり」
「ちょ、ちょっと、降ろしてッ
杏寿郎、降ろしてってッ
見られてる、凄い見られてるからっ!」
地面に降ろして欲しいと
訴えても杏寿郎の耳には届いておらず
そのまま持ち上げられたままで
更に上に上げられて
高い高いをされてしまう
「大丈夫だ!みくり。
俺は、気にしてないからな!」
「ちょっとは、気にしてっ。
そして、降ろしてぇぇえっ」
ストンと地面に降ろして貰えたが
腰に添えた手はそのままで
「ずっと俺の側に、みくり。
君に隣に居て欲しいんだ」
「もう、分かってるから。
一緒に、ずっと居るから」
杏寿郎が手を差し出して来て
その手をみくりが取った
そのまま 咲き誇る
一面のネモフィラの中にある
道を手を繋いで歩く
「よし、決めたぞ。みくり。
ビール、買って帰ろう!飲むぞ!」
「え?飲むの?ビール?
いや、それはいいけどさ。
ねぇ、杏寿郎。届いた筍、
何にするか決めたの?」
「だったら、帰りに
買い物を済ませて帰ろう!
筍はどれも、美味そうだからな。
買い物をしながら、考えよう」
そう言って 一面の海の様な
青い青い ネモフィラ畑を
後にした
ーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、すいません。
こちらのページは、
大学時代編に繋がる話になります。
ここだけでは、意味がわからないと思います。
それを読まないと、分からない様になってます。
ある程度の事しか、今は書いてませんので。
適当に、現段階では読み流して頂いて。
この部分と前の春と言えば…?の
シナリオは大学時代編と繋がってるので。