第55章 今年の黄金週間は お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 裏なし
「ふたりだけで居たいからだろう、
分かった。今回は見逃そう。
だが、その代わり、来月も
今回の様に、見逃すかは分からないぞ?」
って事は 来月は
子作り…セックスするって
そう宣言されてしまっていて
夫婦なんだから当然と言えば
当然なんだろうけども
「今は、みくり。まだ君は
俺の妻じゃないからな。だが、
来月のその時期は、俺の…妻だろう?
何に対しても、遠慮する必要がないからな」
二ッと不敵な笑みを浮かべて来て
その笑顔が怖かったのは言うまでもなく
解禁したらもう 速攻で出来てしまいそうな
そんな予感しか感じないんですが?
「ああ、平日だからとかの
今のルールはその時期には
適応させないつもりで居るからな」
そうさらっと言われてしまって
え?じゃあ 平日だからって
タイミングずらしとかって
許して貰えない感じ??って事?
「来月が、楽しみだな。みくり」
そう満面の笑みで杏寿郎が言って来て
来月のその時期の自分が
どうなっているのかと思うと
恐ろしくて仕方がないのだが…
「やっ、ちょ…許して…っ」
「ん?まだ俺は、何もしていだろう?
許しを乞うのは、まだ早いぞ?」
ハイっとみくりが手を挙げて
「何だ?みくり」
「その、そんなに短期集中しなくても
こう、まったりとしたマイルドな
子作りとかじゃ…、ダメ…ですかね?」
「嫌なのか?欲しくは無いのか?
どうにも、否定的な事ばかり
言われてる様な気がしてならないんだがな」
「極端なんだってば、杏寿郎はっ」
極端だと言うみくりの言葉に
杏寿郎が驚いた様な顔をして
「こんなもんだろう、俺だからな」
その一言で全てを片付けられてしまった
ーーーー
ーーー
ーー
ー
その翌日は
髪を春らしいフェイクパールの
バレッタで纏めて
この日の為に購入した
淡いちょっと落ち着いたピンクの
綺麗目のワンピースを着た
杏寿郎が普段の外出よりも
私の用意が念入り過ぎると
不満気に部屋のドアに持たれて漏らしていたが
それはスルーして置いた
用意が出来たのか
みくりがこちらに向き直って来て
「杏寿郎。どうかな?顔大丈夫?」
「顔か?顔は可愛らしいが?」
「髪は?髪の毛も大丈夫?」
「その匂いが頂けないがな…」