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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第55章 今年の黄金週間は お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 裏なし


俺に対する そんな不満も
ヘアサロンを後にする頃には

すっかりと忘れている

偶に…ごくごく偶にだが

そんな事をと思う様な
小さな不満を 年単位で前の事でも
何度も蒸し返して言う時もあるが

不機嫌になったとしても
8割以上はすぐ忘れてる性分をしてる

多分俺に対する 不満のLINEも

その内に時間が経てば
どうせ 別の話になってるはずだ

「ジムでも行くか」

手入れを終えたルンバをいつもの
定位置に戻すと自分の支度を整えて
杏寿郎は行きつけのジムへと向かった

みくりから
終わったとLINEがあったのは

丁度 正午前だったので

その頃にはジムからアパートに戻っていて
シャワーを済ませた後だったから

みくりとは 駅前で合流する事にした

前に あのトレーラーハウスで
待ち合わせてデートをまたしても
いいなと考えていたから丁度良かった

こんなに早く
それを実現できる日があったとはな

杏寿郎が駅前の 時計台の所で
立って居るみくりを見つけると

既に数人…俺を待っている間に
声を掛けられていた様で
不満気な顔をしてこっちを見ていて

「遅いよ、来るの。ここって
こんな、キャッチとかナンパって
多い場所だったっけ?」

「君が、あまりにも可愛らしいから
声を掛けたくなったんだろうな。
まぁ、黙って居ればの話だが」

そう言って杏寿郎がははははと笑うと

「笑い事じゃないし、それから
何気に要らない事、言ってない?
黙ってないとどうって?」

「見た目は大層にお可愛らしい、
大人しそうなお嬢様に見えるって話だ」

むぅっとみくりが
不満気にむくれッ面をして来て
そのむくれてる顔が それはそれで
俺は愛嬌があって可愛らしいと思うが

「ねぇ、杏寿郎。それさぁ
全くさ、一ミリたりとも褒めて無いよね?」

「ん?そうか?褒めてるだろう?
見た目は大人しそうな、お嬢様に
見えるって言ってるんだが?」

「どーせ、見た目通りの性格じゃ
ありませんよーだ」

そう言うと顔を逸らしてしまって

「俺は、そこが気に入ってるがな。
可憐な見た目通りの、性格を
君がしてなくて良かった位だぞ?」

「褒められてる気がしないんだけど?」

「そこを、含めて…の、君だろう?
タイミングを逃してしまったが、
更に、可愛らしくなったな。可愛い」

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