第55章 今年の黄金週間は お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 裏なし
「だったら、君のヘアサロンが済んだら
LINEしてくれ、一緒に買い物に行こう」
「え?朝一の予約だけど、昼前に
なっちゃうよ?いいの?」
朝食を済ませると
杏寿郎が手を合わせて
自分の食器をシンクへと運ぼうと
テーブルから立ち上がって
私が重ねて手に持っていた皿も
自分に寄こせと合図して来たので
杏寿郎の皿の上に自分の皿を重ねた
「君は、今から出るんだろう?
なら、後は適当にして置くから。
出掛ける用意したら、どうだ?」
「う、うん?でも、まだ時間あるよ?
ここから近いヘアサロンだし、
9時からだから…洗い物するけど?」
「任せてくれて構わないが?」
「じゃあ、お任せしようかな?
ありがとうね。杏寿郎」
「どうせ、今日は暇だしな。
適当に掃除でもして、後はジムにでも行く」
もしかしてと思いついた事があった
「杏寿郎は、今日
行きたいって思ってたの?」
洗い物をしていた手を杏寿郎が
ぴたっとみくりの言葉に止めた
「私としては、6日がいいかなって
ほら、一応、世間一般は平日だからさ。
他の日よりは、ゆっくり見れるかなって。
今日が良いって言うんだったら…」
「いや、6日でいい」
杏寿郎が 今日見たい…思ったのは
丁度 今日が その日だったからだ
カレンダーの日付を見て思い出した
「今日じゃなくて、いいの?
杏寿郎は今日が…良かったんじゃ…」
「いや、それにそこまで拘る
必要もないからな、GWに違いないし。
今日でも6日でも同じネモフィラだからな」
用意するといいと言われてしまって
杏寿郎の言葉に甘えて
時間があったから
洗顔した後に シートパックしてから
着替えとメイクを済ませると
「もう、出るのか?」
「え?、そうだなぁまだ早いし。
後、15分程したら出るけど?」
「出る前に、声を掛けてくれるか?」
そう杏寿郎が言って来て
「う、うん、分かった…」
自分のスマートフォンをチェックしてると
おじさんからLINEが来ていて
杏寿郎の実家に下拵えをした
筍を送って置いたとLINEが来ていて
「あ、杏寿郎。ご実家に
うちのおじさんから、筍届くからって
LINEしてくれる?おばあちゃんが
筍、下茹でしたのを冷凍して、
送ればいいって言ってくれたみたい。
使う時は、表面のお砂糖流して使ってって」