第55章 今年の黄金週間は お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 裏なし
2022年
今年の黄金週間は間に平日を挟んだ
飛び石連休…な所もあるだろうが
有休消化が上からお達しがあって
いいのか 悪いのか
2日と6日も休みになってしまったので
ふたりとも 10連休だった
と言っても 忙しい連休ではあるのだけども
うちの実家に結婚の挨拶に改めて行って
明日は明日で 杏寿郎の実家に
正式な結婚の挨拶をしに行く
「じゃあ、私、これから
ヘアサロン行って来るから。
杏寿郎はジムでも行く?」
その日の朝食を摂りながら
みくりが杏寿郎にこの後
ヘアサロンに行くと告げると
「聞いてないんだが?」
「え?今、言ったじゃん
杏寿郎は、今日は何か
したい事とかあったの?
だって、明日杏寿郎のお家に行くでしょ?
だったら、髪位綺麗にしたいし…」
「染めるんだろ?」
そう不満そうに杏寿郎が言って来て
「そりゃ、染めるよ。
カットとカラーで予約してるもん」
「染めた後、数日…
あの匂いがするだろう?君の
本来の頭皮の匂いが分からなくなる」
えっと それは
頭の匂いが嗅げないって事に
私は 不満を言われてるのかな?
「数日だけでしょ?明日ご実家に
お邪魔するんだから、小綺麗にしたいもん
それに、今日をカットだけにしても
次に、カラーだけしに行くからね?」
「なっ、それは、酷くないか?
みくり。そんなに俺に頭を
嗅がれるのが、嫌なのか?
君は、俺に何か恨みでもあるのか?」
そう不満気に杏寿郎が
こっちに対して訴えかけて来るから
「恨みでも、嫌がらせでもありません!
私が、私の髪を染めるのに、
どうして杏寿郎に
それに文句を言われないとダメなのよ!
杏寿郎の、その髪って…」
「俺のは、地毛だが?」
どんな地毛だよとツッコミを入れて
いいのやら悪いのやらだけど
杏寿郎のお父さんも弟さんも
杏寿郎と同じ髪の色をしてるから
地毛なのは地毛なんだろうけど
「何だ?その疑り深い目は。
俺の、祖父も、その祖父の父も
煉獄の家はずっと、この髪の色だぞ?」
「もう、髪の毛の色はいいから
さっさと朝ごはん食べて、片付けるから。
帰りに、手土産何か買って来るつもりに
してるんだけど、何が良さそう?」
明日の実家への手土産を帰りに
買って来る募りだと
杏寿郎にみくりが伝えると