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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第13章 銀の流れる川 後編 お相手:竈門炭治郎


「た、炭治郎……君?」

「すいませんでしたぁあああああっ!!!」

とみくりの手を開放したかと思うと
今度は畳に額を付けて土下座をして来て

「ちょっと、炭治郎君!顔あげッてって、
気にしてないから、大丈夫だからっ!」

土下座をしている
炭治郎の体を引っ張って戻そうとすると

「違うんです、俺、みくりさんの事を
考えると…身体が反応してしまって、
こうしている、今も、もっと…
嗅ぎたいって思ってしまって」

「ええ?え?え?それは…」

「いやらしい事ばかり、考えてしまうんです。
その、大変っ、申し訳ないのですが!!」


いやらしい事を
考える?
この そんな事とは無縁そうな
この 純朴な少年が?

私に?


いやらしい事を?

「俺は今まで、この歳になって
お恥ずかしいながらに、全くと言っていい程、
そう言った事に、興味も縁も
ありませんでして……それなのにっ」

「う、うん…?そう……なんだ」

「みくりさんと出会ってから、自分に
そんな感情があったんだと、
知ってしまいまして…その」


「え?じゃあ、私の所為で、
炭治郎君が、いやらしくなっちゃったって事?」


「い、い、いえ、そうではなくてっ!
いや…そうなんですけど」


「ね、ねぇ?炭治郎君…
自分が今、何を言ってるか
自分で、分かってるの?」

目の前のみくりが
顔をほんのりと紅潮させていて

その顔が 綺麗だと思うのと同時に
凄く 艶めかしく感じてしまって
その赤く 艶やかな唇に
自分の唇を寄せてしまいたいと……


「俺は、それを謝りたくって、そのっ……」

「そんな事は、その相手に言わなくていいのっ!」


「え?でも……それだと俺の気が…」

もう この子は
どれだけ 真面目なんだか

それを 本人に謝るとか 普通しないのに

「だから、それは、思ってたとしても
相手に言わなくていい事なの!」

「でも、俺は、そんな事を考えてはいけないと
思えば思うほど、そう思ってしまってっ!」

「それ…以上は…、言わない……でっ」

と何とも
色気のある声で
みくりに乞う様に言われてしまって
ドキドキとしてしまった

みくりさん 凄く 可愛らしい…なぁ

そんな風に 感じてしまって
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