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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第54章 スルタンコラボ企画 中編 お相手:冨岡義勇


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小野寺が朝食を済ませると
何やら王宮の中が騒がしい

家から私達の荷物と
あの一団が王宮に戻ったのと
それの少し前にみくりと
義勇が王宮に着いたと報せを受けた

廊下を歩いてる2人を見つけて

杏寿郎はすぐにでも
自分の隣の小野寺が
片割れの方へ行くかと思っていると

自分の隣の小野寺が
そちらへ行くどころか
俺の方へギュッと自分の身を寄せて来て

杏寿郎がそちらへと視線を向けて
仲睦まじい様子で中庭の花を見ている
その2人の様子を見た

満開に開いた その花を
義勇が手折ると
スッとみくりの髪に挿して

「似合うな、何か、髪を飾る
装飾品を用意させる」

「い、いえっ、この花があれば
私はそれで十分にあります」

さりげなくに義勇が
そう顔を綻ばせるみくりの
腰を自然に抱いていて

「あっ、あの…杏寿郎さんっ」

俺の隣の小野寺が顔を真っ赤に
染め上げているので

その2人の雰囲気を見て
可愛い俺の妻は あれこれと
昨日の夜の2人を
想像してしまって居る様子だったが

「安心するといい。小野寺。
まだ、儀式を済ませてないんだ、
そうはしてはいまい、まぁ
何か、は…あったのはあったろうがな?」

杏寿郎が小野寺の耳に
自分の耳を近付けて来て
ふぅっと熱い吐息を
吹きかけられてしまって

「君が、そうしたいと言うのなら…
俺も善処するが?それに君だって
俺とあんな形であれど、
一夜を共にした仲だろう?」


義勇が自分の隣に居たみくりが
渡り廊下の向こう側の
杏寿郎と小野寺の様子を気にしていて

「どうした?
杏寿郎達が気になるのか?」

「あの、義勇様…。あちらも
随分と仲睦まじい様子にあります。
その、やはり…昨日の夜に…」

顔の距離も身体の距離も
随分とふたりも近い様にある

「今は、それは許されてないからな。
アイツは、しきたりやそう言うのに
五月蠅いやつだ、アイツがそうしたとは
俺には考えにくい…が、あの手首の跡…」

義勇の言葉にみくりが
小野寺の手首を見ると
薄くほんのりに赤い紐の様な跡が

小野寺の手に残ってるのが見えて

「あっ、いえっ、あれはきっと。
私の妹が、杏寿郎様にお粗相を…
したので、戒めを受けたのかと」
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