• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第54章 スルタンコラボ企画 中編 お相手:冨岡義勇



ーーーー
ーーー
ーー



ここまでだ と義勇に言われて

いつまでも 止められないでいた

口付けを止めて

そのまま 寄り添ったままで

義勇の胸に盛られかけさせられてしまって


「このまま、眠るか」


どことなく ぎこちなく

それでいて 優しく

義勇の手がみくりの頭を
よしよしと撫でて来て

初めての感覚であるのに

どことなく懐かしい様な

そんな 心地の良さを感じて

段々とみくりがまどろんでくる

ふぁ…と小さな あくびを
みくりが漏らして
その目が とろんとトロんで来るのが見えて

「無理に俺に付き合う必要ない。
眠りたければ、眠ればいい…」

「ん…、まだ、眠たく…ありま…せ
もう少し…、話…を、した…っ、……」

言葉の途切れ途切れになって
トロんでいた目の瞼が 
段々と閉じて来て 
開かないとと意識してるのに

自分の意思で その閉じてしまうのに

抗う事が出来なくなってしまっていて

うとうと…と義勇の身体に持たれ掛かって

その 腕に包み込まれながら
ふわふわと 温かくて柔らかい
夢の世界に 自分の意識が落ちて行って

「義…勇、様…。すぅ…、すぅ」

よしよしと自分の身体に
もたれ掛ったままで 寝息を立って居る
みくりの頭を背中を
労わる様にして撫でてやる

「みくり。今日は、疲れただろう。
ゆっくり、このまま休むといい。
今日は、ゆっくりすればいい。
明日、王宮に行けば…そうも
ゆっくりはしていられないからな」

自分の身体にもたれ掛っている
その みくりの 確かな重さと
温もりと香りを感じながら

自分の胸が満たされて行く

そんな 感覚を義勇は感じて居て

ギュッと軽く 眠っている

みくりの身体を抱きしめれば

自分の胸を 彩る様に
彼女を愛おしいと思う気持ちが

波の無い 水面に

波紋を広げながら



広がって行くのを 感じて居た




「みくり。おやすみ」


そう 眠る みくりに挨拶をして

その頬にちゅ…と口付けを落として

眠る みくりの身体を抱きしめながら


義勇が瞼を閉じて


みくりの頭頂部に顔を近付けると
すぅっとその頭皮の香りを吸い込んだ


「お日様と、花の様な…
匂いがするな…後、石鹸の匂い」


/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp