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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第13章 銀の流れる川 後編 お相手:竈門炭治郎


「俺、みくりさんに失礼な事をしてしまって……、
どう謝ったらいいのか、
それに今も、そんな事に……」

「いいよ、これは私もちゃんと
前見てなかったのが悪いんだし、
気にしなくていいよ、
それより、お礼……言いたくてね」

「お礼?俺に……ですか?」

あの時に行動を責められるのなら
まだ 炭治郎にも納得が行ったが
みくりは炭治郎にお礼を言いたいと言って来た

「だって、炭治郎君、
あの時……助けに来てくれたでしょ?」

「いや、それは、当然の事ですから!俺が
みくりさんを、見失ってなかったら、……あんな」

あんなと言葉を濁らせたのは
あの鬼に胸の先を舐めまわされた事だろうか?

「俺が、何度謝っても、許される事じゃないのは
俺も、分かってるんです」

「ねぇ、炭治郎君。謝るって、何を?
あの時、走って山を降りちゃった事?」

「それもですし。そのっ、みくりさんの、
…身体を見てしまってっ、後の始末も全て
丸投げしてしまって……、俺…、酷い事を……」

ガッと炭治郎に
両手を握られてしまった

「俺、何でもしますから!」

「何でもって、私の方こそ謝りたいと思ってたから……。
あの時、私の方が、年も上で鬼殺隊だって
長くしてるのに、不安になっちゃって、
ちょっと泣いちゃったから」
「あんな、状況だったら、そうなって当然ですから!
そんな事、みくりさんが気にする必要ないですから!」

「だから、炭治郎君が
助けに来てくれて嬉しかったし、あの時、
上着貸してくれたのも、嬉しかったから」

そう言って 
俺に向けてくれた
笑顔が とても
とても 可愛くて……

「ありがとうね。炭治郎君」

「みくりさんっ……俺っ」

ガシッと今度は両肩を掴まれてしまった

「…みくりさんっ!
俺と、結婚して頂けませんでしょうか?」

え?あ?は?
結婚してって 今 言われたような?
突然 炭治郎に結婚して欲しいと
言われてしまって 頭が混乱してしまった

「え?結婚っ?どうして?」

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