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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第13章 銀の流れる川 後編 お相手:竈門炭治郎


確かに 俺はそう言う行為は
好意を寄せる者同士が
愛情を確かめ合う為にする行為だと思ってるし


俺が そう言う感情を
激しく覚えてしまうのは

俺が みくりさんに
惹かれてるって事なのか?

みくりさんが 好き……?

いや 綺麗だし
優しいし いい人だし

嫌いなんかじゃないっ

むしろ 好意は持っている
それは 最初から


でも 好き……って


ドクンドクンと自分の心臓が
早鐘を打っていてその脈打つ感覚を
いつも以上に感じてしまって
自分の心臓なのに
自分の心臓が 
堪らなく五月蠅いと感じてしまって


「好意を……抱いているのは、確かですが……」

なんとも歯切れの悪い返事を
返してしまっていた


「だったら、どうして、みくりさんに対して
そんな感情を抱いてしまうと思いますか?」

「どうして……」


しのぶに別の質問をされてしまって
その理由を考える

裸を見てしまったから?

それとも あんな表情を
見てしまったから?

あんな 声を聞いてしまったから?


あの時のみくりさんの事を思い返してみる


でも 違うな……って思った

裸を見てしまったのも
恥辱に堪える姿を見てしまったのも
紛れもない事実なんだけども


あの時……
面なしの 洞窟の中で
俺がみくりさんを助けた時に

みくりさんは 泣いていて

俺に身を寄せて来てた
その体を 俺は あの時

自分の所に 引き寄せて
抱きとめて置きたいと 思っていて


でも 俺は 本当は

本当は……
そんな事を 許されてないのは知ってながらも




その涙を 拭って……
あげたいって そう 思ってた

そうして その僅かに
震えてた体をギュッと抱きしめたいって


思ってたんだ


きっと


でも 俺が そうしたいって思ったのは


「炭治郎君の中の、答えは……出ましたか?」


いつも以上の至近距離で
しのぶに顔を覗き込まれて

いつもながらに
しのぶさんは距離が近い
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