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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第13章 銀の流れる川 後編 お相手:竈門炭治郎


ストンと炭治郎の返事を待たないで
しのぶが隣に腰を降ろした

「その、女性の方にこんな事を言うのは
失礼な事だと思うのですが……」

「いいですよ、話してみて下さい」

「俺は、先日の任務で、みくりさんの、その…
体を見てしまって……」

失礼な事をしてしまったとは
言っていましたが 裸を見たと言う事ですか
着替えでも見てしまったんでしょうか?

わざと…故意に覗いたのではないのなら 
そこまで 気にしなくていいのでは?

「見てしまったのを、忘れようとしても、
全然、頭から離れなくて…そ
の、思い出してしまって、あのっ」

炭治郎が顔を真っ赤にして
俯いてしまったままで
言葉を詰まらせたままで止まってしまった


「要するに、炭治郎君は
みくりさんに、いやらしい感情を抱いてしまって
罪悪感を感じてるって事でしょうか?」

炭治郎が言いたい事を大分
しのぶが代弁してくれたが

「俺は今まで、
そんな感情を感じた事がなくて……」

「じゃあ、お聞きしますが、そう言う
いやらしい部分を抜いて、
みくりさんの事どう思いますか?」

しのぶの言葉に
炭治郎がみくりの事を
思い返してみる

「綺麗で、優しくて、どんな時も冷静で、
俺の事も気にかけてくれてて……。
とても、いい人だと…」

「それは、先輩隊士としてですよね?
なら、女性としては…どうですか?」

「凄く……魅力的な人だと、思います」

「だったら、炭治郎君はみくりさんの……事、
お好きなんじゃないですか?」


俺が
みくりさんの事が

好き?

性的な感情ばかりが
前に出て来てしまって


俺が みくりさんをどう思ってるか


確かに
好意はあった

それは最初から

綺麗な人だって思ってたし
優しくて穏やかな匂いも いいと思ってた

嗅いでいて 心地のいい香りの人だなぁ…て


「俺が…みくりさんが、好き?」

「あら?炭治郎君は、どうでもいい相手に
そうしたいと思うタイプではないのでは?」

俺に分からないのに
しのぶさんには全部分かっている様で
そう言われてしまった
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