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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第53章 春と言えば…? 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



その伊勢海老の半分に
割った頭の入った味噌汁は
他の具材が何もないにも関わらずに
濃厚な伊勢海老の出汁の効いた
味噌汁になっていて

「美味いっ!伊勢海老は
味噌汁にすべきじゃないのか?」

「はぁ~、ため息が出る位に
美味しいね、伊勢海老のお味噌汁」

みくりがセットしていた
アラームが鳴って
テルミドールが焼けたのを知らせる

周囲にも十分にエビの焼ける
香ばしい香りがしていて
みくりがガスグリルの蓋を開くと

いい焦げ色が 表面についた
伊勢海老のテルミドールの
食欲を刺激する香りが一帯に広がって行く

「わぁ~、良い匂いするし。
こんなの、食べなくても分かるやつ。
絶対間違いなく、美味しいじゃん」

「不本意ではあるが……、
これをくれた成瀬さんには
感謝するしかないな」

伊勢海老のテルミドールは
もう定番の間違いのない美味しさで

地元の中条牛のサーロインステーキは
杏寿郎が表面だけに網目の焼き色を付けて
ミディアムレアに焼き上げてくれたから

食べやすいサイズにカットしてくれて
綺麗に木製のプレートの上に
食べやすい様に広げて並べてくれる

「美味しそう。わさび塩もいいけど、
わさびと刺身醤油もいいかもね……」

自分の隣で幸せそうな顔をしながら
自分が焼いた肉を食べてるのを見てると

「また……子供が生まれて、
小学生ぐらいになったら…、
バーベキューするのもいいな、
あの持留さんの所で、ヤマメ釣りをして」

「ああ、でも、つかみ取りも
出来るからもっと小さくても出来るよ?
もう、杏寿郎気が早くない?何年後の話?」

「良いだろう?別に。
なぁ、みくり。どうだ?
追加の肉も注文出来る様だぞ?
メニュー見るか?トモサンカクあるぞ?」

「ええっ、あるの?ヒウチあるの?」

トモサンカクと言う言葉に
みくりが反応を示して

「別に俺は、美味ければ
イチボでも、ミスジでも
ザブトンでも良いがな?
体重700キロの牛、一頭からは
大凡でだが、300キロの肉が取れるが、
所謂希少部位と言う肉はその中でも
僅か1キロ程度しか取れない部分だからな」

「え?それだけしか取れないの?
お肉後は、骨と内臓??
あ、杏寿郎、そっちの、厚切りの
牛タンステーキも焼いてよ」

肉用のトングで 牛タンを
網の上に杏寿郎が乗せて


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