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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第53章 春と言えば…? 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「何それ?何かメジャーリーグの
大会か何かみたいな名前のやつ」

「サントリーのクラフトビールだな。
無濾過…、と言う、ビールの
本来の旨みを残すのに適した
製法に辿りついたらしいぞ?」

そう言いながら
普通のプレモルと
そのマスターズドリームを
グラスに注いで見せて来て

「じゃあ、まずは普通のプレモルだな」

グイっと普通のプレモルに口を付けると
いつもの良く知ってる ビールって味がする

「ビールの味ッする」

「ははははは、
普通のピルスナービールは苦いか?
じゃあ、こっちのも飲んでみるといい」

「うん…分かった」

こくん……と その野球の大会の名前の様な
そのビールを飲み込むと

「凄い、柔らかいし、甘さとコクも
苦味の後から来る感じがする…。
すっとした、飲みやすさもあるし。
喉越しも、スッキリとした感じがあるけど…」

「そうだな。こっちのプレモルの様な、
爽快な喉越し感はこっちには、ないな。」

「でも、こっちの方が、
苦味が立ちにくいから、苦手でも
飲みやすいかも、
あ、つくしのパスタ食べる?」

量は他の物があるからと
控え目にすると言っていた通りに

白い大きめの丸皿の中央に
高めに丸く盛り付けられた
パスタを出して来て

「はい、フォーク」

「ああ、すまない」

メインはアサリとホタルイカで
菜の花と筍…にほんの少しつくしが混じってる

「で、こっちがつくしの
バター醤油炒めね」

大量には要らないだろうと言う考えなのか
物凄くこちらも控え目な味見程度の量で

「よし、食べるか!」

「はい、どうぞ、召し上がれ」

春のペペロンチーノをみくりが
クルクルとフォークに巻き付けて
つくしとパスタを同時に口に運ぶと
あの何とも言えない苦味がある
つくしの味がする

「どう?つくし…苦いでしょ?」

「確かにゴーヤにも似た、
苦味と言うか、独特の風味があるな。
いや、だが、不味いって程でもないし」

「ね?食べれない程でもないけど
大して美味しい物でもないからさ」

杏寿郎がバター醤油炒めのつくしの方も
箸で摘まんで口に入れると

「味付けは濃い方がいいな…。
味が濃いい方が、美味い様にあるが」

「つくしがそんなすっごい、
美味しい物じゃないのは知ってるよ」

パスタを食べ終わる頃に
お造りの伊勢海老の頭を使った
味噌汁が届いて
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