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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「小さいこの、
太鼓、叩いてみたい人~」

そうステージから
和太鼓グループの一人が声を掛けると

最前列で整列して三角座りをしていた
地元のこども園の年長さんが
ハイハイと手を挙げるので
それぞれが希望する太鼓を自由に叩かせると

「今度は、こっちの、中くらいの
叩いてみたい人~」

今度は中くらいの太鼓
それから最後はやっぱり……

あの大太鼓な訳で

叩きたいと手を挙げるちびっこ達では
あの太鼓は叩けないので

ステージの上の和太鼓グループの人が
客席を右から左へと見渡して

「大人の男性の方で、
身体に自信がある方、どなたか
叩いてみませんか?和太鼓。
おや、誰もおりませんか?
じゃあ、ああ、貴方、そう
そこの貴方ですよ。
和太鼓向いてる身体の」

ステージから降りて来た
メンバーが杏寿郎の前に来て
ステージで太鼓を叩いて下さいと
杏寿郎にお願いをしていて

そう言う事なら少しだけと
渋々ながらにステージに
杏寿郎が連行されて来て

リーダーの人から鉢を渡されて
真似をする様に促されると
反対側から大太鼓をリーダーが演奏して
その演奏を模倣して杏寿郎が太鼓を叩く

ドォオンッと腹の底に響く音がして

「お兄さん、経験者?」

「いや、今が初めてのはずだが?」

ステージの袖からみくりは
その太鼓を叩く杏寿郎を見ていて

何で 今 私……

スマホ持ってないんだろう?

あの杏寿郎を撮りたいのにッ

私の未来の旦那さん 大太鼓
似合いすぎる……ヤバい…

どうしよう…… カッコイイ…

あのまま あそこで演奏してても違和感ない


そんな事を考えていると
隣からシャッター音がして
その音の方をみくりが向くと
デジカメを構えている西井が居て

「(ちょ、何でアンタこんな
所で写真撮ってるのよ?)」

「(いや、今月の広報に
載せる写真、撮ってるだけだし)」

「(画像、送って欲しいんだけど。
後で、LINEで送ってその写真)」

無言のままで西井がこっちを見ていて
凄い変な顔をしてるので

「(小野寺、それ、お前
入れ乳じゃね?)」

「(んー?西井君、今、何か言った?
私が入れたんじゃないのよ?文句あるの?
西井君、一回何も言えなくなっとく?)」

「(一回てか永遠にだろ、それっ。
と言うか、これ済んだら、出番だろ?)」

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