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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第13章 銀の流れる川 後編 お相手:竈門炭治郎



「炭治郎君、ちょっとお時間いいですか?」

「あ、しのぶさん。はい、大丈夫です」


しのぶに声を掛けられて
炭治郎はしのぶの後を付いて
屋敷の中へ入った

診察室へ通されると
邪魔をされないようになのか
しのぶがドアに”診察中”の
プレートを引っかけた


「これで、邪魔は入りませんね。炭治郎君、
今回のお仕事で、何があったのか…
教えて頂いても?」

「そ、それはっ、
しのぶさんには、言えないんですっ!」

しのぶさんは女性だし
今回の任務の話は聞いて気分がいい物では
ないだろうし……

その俺が みくりさんに
あらぬ感情を抱いてるなんて
しのぶさんには言える訳がない

「なら、みくりさんになら言えますか?」

しのぶの口からみくりさんの名前が出て来て
炭治郎はしのぶの顔を見た

「しのぶさんは、
みくりさんを知ってるんですか?」

「知ってるも何も、みくりさんは
私の同期ですので。最終選別も一緒でしたし、
年齢も同じなので、今の炭治郎君達みたいに、
一緒に仕事をする事も多かったので。
みくりさんは、私の、友人です」

そうか 
みくりさんはしのぶさんと同い年だから

一緒に選別も合格して 
一緒に仕事もしてたのか


「みくりさんが、
炭治郎君を探してるようですけど?
何か、心当たりはありますか?
炭治郎君が、みくりさんにお出会いしたくない
事情があるなら、私からお伝えしてもいいですが、
それなら、説明してもらわないと
納得はできませんし…」

「その…、先日の仕事でみくりさんと合同で
任務に当たっていたのですが、俺が
みくりさんに失礼な事をしてしまって、
きっと気を悪くされてるんじゃないかと……」

ふっと目の真ん前に
いつの間にかしのぶの顔があって
相変わらず距離感の近い人だと
炭治郎はドキドキしてしまった

「失礼な事をしてしまったのなら、
尚更、謝らなければなりませんね」

確かに しのぶさんの
言っている事は 最もな正論で
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