第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
ハート型のアーチの下に
並んで立つように促されて
地面にある足の場所の印の上に立つと
「む?少し、離れ過ぎじゃないか?」
「え?そんな事ないよ、印の上じゃん」
グイっと腰に手を回されて引き寄せられると
そのまま写真を数枚撮られてしまって
「もう、杏寿郎。何するのよ。
絶対びっくりした顔してるじゃん。
あ、そうそう、この上に
更に有料でね、下が丸見えの
展望エリアを作ろうかって話しててね。
ネモフィラの海に浮かんでる様な
写真が撮れそうでしょ?いいと思わない?」
確かに東京タワーや
スカイツリー 通天閣にも
展望台の更に上に特別展望台があるか
部分的に透けてる構造のは
東京タワーやスカイツリーにも
部分的に透明になってる床があるが
展望台から戻って来て
「で、どうする?普通に戻るか?
滑って行くか?当然滑るだろう?
アイデアを出したのは君なんだから。
ローラー滑り台なんて、子供の頃以来だな。
それもスタート地点から、3か所あるのか
回転重視と、スピード重視と、距離重視か」
それぞれにコースの特性が書いてあって
どれも滑るなら300円払って
一日券買えばいいってシステムなんだろうが
「ああ、でも差額で追加購入可なのか
その辺りは親切設定だな。
2回滑ってもっと滑りたいっ
ってなっても、安心って事か」
スタッフの人にチケットを見せて
お風呂場のマットを加工した様な
お尻の下に敷くマットを手渡されて
と言うかスタッフさん高校生だな
「ここのアルバイトスタッフは
地元の高校生の様だな、職業体験の
場所でもあるんだな。いい事だな。
地域に密着した、事業をしてるんだな」
どれにすると言われたので
ぐるぐると回転するコースにした
杏寿郎は多分スピードコースなので
体重が重たい程に
スピードが出るので
先にスタートした杏寿郎は
もう見えないが
最初は3つに分かれるが
同じ場所に着くらしくて
下で杏寿郎が待っていて
2つに分かれてるコースで
お互いのコースが並走したり
すれ違う様になってるので
同時に滑ろうと書いてあって
その指示に従って
左右のコースにマットをセットして
スタートすると
「滑り台なんて、子供の遊ぶ物だと
思って居たが、これは楽しいな!」
そう言って嬉しそうに目を
輝かせていたので
マズイと思って居たが
案の定だった