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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



近所の人が筍持って来て
お礼にうちの筍渡すとかって
筍交換会とか田舎ならありがちだもんな

「それにしても、
凄い量のネモフィラだな」

一面 見渡す限りのネモフィラの絨毯は
ここが山の中なのを忘れてしまいそうだ

「あの小高い丘の上は展望デッキなのか?」

「そうだよ、上から
ここの全体を見下ろせるし
大きなローラー滑り台になってるから。
杏寿郎、ローラー滑り台滑った事ある?
あれさ、滑る場所まで行くのがさ
大変な訳、だから……大人に優しいやつを
作って欲しいって、
だって、上がったら降りるでしょ?」

「有料…なんだよな?」

「そうだよ、100円ね、
滑り台何回も滑りたい人は1日券かな。
だって、もし自分がさネモフィラだけ
しかない場所に
連れて来られた子供だとするじゃん?」

花見にしても
紅葉狩りにしてもお月見にしても
楽しいのは大人だけと言う奴だな

「確かに退屈で死にそうかもな」

「あっちでは、芝滑りが出来るし。
滑り台は複合遊具にもなってるから」

「あれを作ってるって事は、これは
十分に儲かってるって事だな?」

「お取り寄せ出来るんだよ、
各ブースの先にQRコードあったでしょ?
出店するのと、駐車場代だね。
後はね、ネモフィラ基金がここの運営費。
地元の人に支援をお願いしたんだよ」

「クラウドファンディングか」

「そう、クラウドファンディングね。
みんな、この土地をどうにか
何かに活用出来ないかなって
そんな気持ちが…あったんだと思うよ。
形はリゾート施設じゃないけど、
集まったお金で色々建設して行くんだって。
ネモフィラがないシーズンの活用もね、
まずはそこに建築してるのが
地元の野菜とかの
直売所とレストランらしいよ」

100円を支払って
エレベーターに乗ると

高さ 30メートルの展望台に着く

高さは大したことはないが
小高い丘にあるからか
実際の高さ以上に高さがある

『お二人のお写真、どうですか?』

そう木製の展望デッキの
大きなハート型のアーチになった
モニュメントの前で
そう声を掛けられて

『満開のネモフィラをバックに
お写真、ご記念に残されませんか?』

大きな一眼レフを構えたカメラマンが
そう声をふたりに掛けて来て

「恋人の聖地だったのか、ここも」

「まぁ、貢献して行く?
すいません、お願いします」

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