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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ


突然になりますが

※ 今まで地名を出してませんでしたが。
夢主の出身地であるこちらの市は、
中条市(ちゅうじょうし)と言う
架空の市に致します。
地名が無いと地名にちなんだ
名前が使えませんでして。

ーーーーーーー


みくりが
こちらに向けていた視線を
下に落としながらも逸らせて来て

一度逸らした視線を
再びこちらに向けて来れば

さっきまでとは違って
その視線に熱が籠るのが
こちらの目にも見て取れたので

わざわざ言葉にして貰わずとも
みくりからの返事は
俺にも理解が出来ていて

「う…ん、一回…だけ、なら。いいよ」

「いいのか?」

「いいって言ってるじゃん」


「いや、そうじゃなくていいのか?
俺に1回だけと言ってと言う意味だが?」


自分の身を持って体験してるから
自分が一番よーーく知っているのだが
そうだった この人…回数を
控えろって言ったら 
一回を長くしてくる人だった

自分の旦那さんになる人だけど…ッ


「ゆっくりはダメ」

「なら、じっくりは?」

「何が違うの?一緒じゃないのさっ」

「ゆっくりはしないが?」

杏寿郎が言ってる意味を理解して

「馬鹿っ、そう言う意味の、
ゆっくりじゃなくって。
時間的な意味での、方だってば」

「別に夕飯までは、時間あるだろう?」

「そりゃ…、そうだけどさ」

お互いの言い分が噛み合ってないのが
気に入らないのかみくりが
むーんと口を尖らせていて

「じゃあ、じっくりと
ゆっくりでもいいだろう?」

そう言いながら 
意味深な笑みを浮かべるから

もう 凄い嫌な予感しかしないんですが?

その笑みに 杏寿郎の
企みの片鱗しか見えて来ないもん

「すいません、お話の所。
会場の方、到着しましたので」

目的地に到着したと岸本が言って来て

砂利の塗装されてないただの
広場の様な駐車場で送迎車から降りると

「この何も無さそうな場所に
何があるんだ?」

只の山林が広がっている様にしか見えないが
何かのイベントをしてるのか
あの駐車場は車で賑わっていたし

山林しか見えない 細い道の両脇には
沢山ののぼりが立ててあって


その のぼりには

”中条ネモフィラ祭り”

と書かれていて


「そうか、それで
ネモフィラの話をしたのか」


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