• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「本日、ご利用のトレーラハウスの方
今からご案内致しますね。
後、総支配人から、ご昼食が
お済になられましたら。
会場までの、お二人の
送迎の方を賜っておりますので。
フロント、9番までご連絡
頂けますでしょうか?」

そう言ってトレーラーハウスの鍵を持って

カウンターから松代がこちらに
回って来て

トレーラーハウスが設置
されている方へと繋がる
大きなガラス張りの扉の方へ移動する

受付の隣は小さなコンビニの様な
ペットボトル飲料やカップ麺などの
軽食を売っているエリアで

その隣は バーカウンターになって居る

雰囲気のあるバーカウンターには
設置型のビールサーバーがあり
左右に4つずつの配置で8種類の
ビールを扱っている様だった

後ろに伏せて陳列されている
ビアグラスがみくりの目に留まって

「ねぇ、見て、杏寿郎。
エールグラス色んなのあるよ」

「もしよろしければ、試飲なさいますか?
地元の酒蔵である渡辺酒造の作っている、
地ビールお試し頂けますよ?
シャルドネを思わせるような、
芳醇な香りでそれでいて爽やかな
エールとなっておりますが…」

とそこまで 松代が言って
ふぅっとため息をつくと
みくりの方を見て来て

「ねぇ、みくり。
飲んであげてくれない?
渡辺の作ったビール。
アンタからしたらさ、
聞きたくない
名前かも知れないけど……さ。
みくりが、地元離れてからも
気にしてたみたいだったし。アイツ」

「折角だ、今はクラフトビールの
時代だしな、これだけ美味しい物が
この辺りには揃ってるんだ。やまめが
育てられる、水もある。
地ビールもさぞかし、美味いだろうな。
テイスティングさせて
貰ってもいいだろうか?」

みくりが返事をする前に
杏寿郎がそう松代に返事をして

試飲用の小さなグラスに
注いだ琥珀色のビールを

バーカウンター越しに
杏寿郎とみくりの前に置いた

「こちら、地ビールの
のらりくらりエールになります」

のらりくらり…エールと言う
何とも気の抜けた様な
そのビールにネーミングに

思わず グラスを持ったままで
ぶっとみくりが噴き出してしまった

「相変わらず…なんだね、
渡辺君……、ちょっと安心した」

クイッとそのビールを飲み干すと
苦くないのにちょっと苦く感じた

/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp