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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「ねぇ、ハウスの裏につくしあるでしょ?
あれ、貰ってもいい?」

その場を離れようとした叔父さんを
みくりが引き留めた

「つくしぃ?そんなもんどうするんだ?
苦いだけだろ?美味い
俺のミニトマト食えばいいだろうが。
ま、雑草だからな、勝手に採っていいぞ。
じゃあ、煉獄君、今度は
ゆっくりミニトマト狩りでもしに来てくれ」

「あ、はい。また時間を取って
お邪魔させて頂きたいです」

「ミニトマト狩りもさ、
飽きるじゃん?あの器にさ
マヨとか岩塩とかさ
味変出来るのあったらいいのに」

「あっちのミニトマト狩りも、
ゴールデンウイークからだからな。
俺は今からそっち行って作業だ」

そう言って広いミニトマトのハウスに
二人だけになってしまって

「俺が思うにだが、企画担当の
部署に異動した方がいいんじゃないのか?」

「でも、私がそっちに異動したら
杏寿郎が異動するんだよ?
うちの会社夫婦は同じ部署にしないでしょ?」

ミニトマトを収穫しながら
みくりがそう言って来て
杏寿郎がイチゴを入れるパックに
摘み取ったミニトマトを入れる手を止めた

「確かに、そうなると俺が異動するのか……
そう言う訳にも行かんな」

「それに、今そっちに異動しても
すぐに妊娠しちゃったら、それこそ
ああ、みたいな目で見られるだけじゃん」

お目当てのトマトを摘み取ると
車のドアを開けてそれを入れる
それと交換で 今度は
綺麗に畳んだスーパーの袋を
杏寿郎の方に差し出して来て

「杏寿郎はさ、つくし。
ちょっと味見だけでいいの?
なら、そんなに要らないけど。
ある程度の料理にしたいなら。
天ぷらと、定番卵とじとかも
食べたいなら、これに一杯摘んで欲しいの。
ココのつくしは周囲に柵ちゃんとしてる
管理してる土地だから、安心だよ?」

「そうだな、とりあえず
摘みながら考えるとしよう!」

そう言ってハウスとハウスの間から
奥にある空いている場所へと
移動して行くみくりの後をついて行くと

そのハウスに囲まれたエリアに
大量のつくしが生えているのが見えた

「ここ、昔から沢山生えてるの。
あ、美味しいのの見分け方教えるね。
この先の部分がしっかりと閉じて
ハニカム構造みたいになってるやつね。
死んでも、開いてこうなってるのは
入れないでね?ホントに不味いから。」


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