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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



そう言って慎司が
お土産は無いのかとみくりに
催促をして来て

「はい、遊戯王カードのパックね」

ポンと慎司の手に
カードのパックを置くと

「やたぁ!流石、みくりちゃん
分かってるっ、俺、ちょっと
これ開封の儀式して来るからっ」

そう言い残して
慎司はその場から風の如く
ビールと共に去って行った

「ああ。みくり。
今日は、みくりが来るって聞いて、
これをな、じいちゃん。
朝から釣りに、行って来たんだ。
こっちよりも、みくりは
鮎の方が好きだろう?まだ鮎は
解禁前だからな6月にならんとな」

そう言って祖父が
地面に置いているクーラボックスを叩いて

「ええっ?私っ……てっきり
持留おじちゃんの所から、
分けて貰って来るんだと思って…。
お礼…用意してたんだけど…」

「そら、持留んとこのやつも美味いが。
自然のもんには勝てん。見てみ」

そう言ってクーラボックスを開くと
中には水が入っていて
エアレーションされているのか
絶え間なく泡が下から湧いて来てる

水の中で動く影が見えて

その魚の身体には
特徴的な斑点の様な模様が見える

「わぁ~、凄い綺麗……な、ヤマメ。
イワナもアマゴもヤマメも好きぃ。
でも、一番は鮎だけど…」

「なに、なら、鮎の時期になったら
持留のトコの鮎送って貰えばええ。
最近、生きたまま通販で売っとる
らしいぞ?持留の所の魚。
どうする?持って行くか?」

「持留のおじちゃんの所の
ヤマメだったら、刺身に出来るなって
思ってたからさ。杏寿郎
食べた事ないでしょ?ヤマメのお刺身。
川魚の生食は寄生虫がねぇ……」

「ああ。ちょっと待ってろ、
持留んとこ電話するから。
まだ、この時間なら営業前だろ?」

そう言って祖父が
持留さんへとスマートフォンで
電話をかけ始めてしまって

「でも、いいの?持留さん所
行ってから。ハウス行く?
じいちゃん、みくり姉
これから、父さんとハウス行くって
話になってるけど。
まぁ近いから行ける?でも
まだ父さん筍掘ってるし。そうしたら?」

筍と言う言葉を聞いて
みくりの祖母がああと
声を上げて家の方へ慌てて戻ると

「あ。そうそう、良かったら。
お茶でも飲んで行って?
驚いたでしょ?こんな田舎でね」

そう玄関を開いて
こちらに声を掛けて来る
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