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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



既に2人は
筍を掘り起こしている様だった

「今年は裏じゃなかったの?」

「裏だが、採れない訳じゃないし
裏だが、筍は悪かねぇしな。
で、今、食べるのはお前が探せよ?」

じぃーっとみくりが周囲の竹と
既に筍が伸びてある程度になっている物
それから二人が掘っている辺りを見ると

空中にラインを数本描いて
何かを計算している様だった

「こっちから、あっちで、それが
あっちに繋がてるの……かな?
先が見えてるのがこっちだから
まだのやつはこの先かな?
慎ちゃん、あそこに先見えてるの
3つあるから、それ済んだら
アレ、掘ってよ」

地面からほんの数センチ
緑色の筍の先が見えていると
みくりがそちらを指差して
慎司にそれを掘る様にと言った

「オッケー!任せとけッ!」

そう言ってさっき掘っていた
筍を持った辰巳が
杏寿郎の方へ歩いて来て

「大きくて、立派な筍だな」

「筍は大きいのは立派で
見栄えが良いけど。これは
もう皮が日に当たって黒くなって来てる
だから、育ちすぎで硬いんです」

スーパーとかで売っている
筍はこんな感じだが
彼が言うにこれは美味しくない
ダメな筍らしい

「だったら、美味しいのは
どんな筍なんだ?」

「ああ、美味しい筍は。
一番家で筍が、好きな人が
探すのが一番上手いから」

そう言って 竹林の傾斜を
慎重に行ったり来たりしてる
みくりの方を辰巳が指さして来て

「辰巳くん、ここ、ここ見えてる。
杏寿郎さんに、それの使い方、
辰巳くんが教えてあげてよ。
慎ちゃんのが掘るの上手いけど
教えるのはヘタだもんあの子」

そう言ってみくりのいる場所に
移動すると ほんの僅かに
土が盛り上がってる場所があって
みくりがそこにあると言うので

いとこの辰巳くんに
筍専用の鍬の使い方と掘り方を
伝授されて 指導の元で筍を掘る

のだが…コレ意外と重労働だな

慣れればあの慎司君の様に
早く掘れるのかも知れないが

杏寿郎と辰巳が協力して
掘り起こしている場所の
延長線上のある場所で
みくりが地面を
確かめる様にして足で探って

「おじさん、おじさん、
ここら辺、掘ってみてよ」

「あったか?納得できそうな奴。
じゃあ、掘っとくから
次、探して目印つけといてくれ」


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