• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第51章 春と言えば…? 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



特別なビールと言うのは

文字通りに一番搾りの事で

実は私 ビールはあの苦味が苦手だった

アルコール度数もビールは低めだし
あまり酔わないし 味は苦いしで

付き合い程度に乾杯の
最初の1杯だけに嫌々飲んでたんだけど

「また、行くか?ビールの工場見学、
ネットで申し込めば。時間は決まってるが
個人でも申し込めるからな!」

そう 杏寿郎が言っている通りに
麒麟ビールの工場見学に数年前に

会社の職員旅行で行ったんだけど

ここで 出来たての一番搾りを飲んでから

私の中のビールの意識が
180度変わったのだ

冷蔵庫にある一番搾りを取り出すと

杏寿郎が食器棚から
ビールグラスを取り出してくれて

「俺が注ごう」

その背の高い少しだけくびれのある
ピルスナーのグラスに
杏寿郎がビールを勢いよく缶から注いで

綺麗に7対3の泡を作ってくれる

「どうだ?完璧な黄金比率だろう?」

そう言ってグラスをこちらに
差し出して来たので
みくりがそのグラスを杏寿郎の
手から受け取った

「流石、杏寿郎様。
完璧な注ぎ方で、
ビール好きなだけはある」

「折角の美味いビールを
美味い様に、飲まなければ失礼だろう?」

お互いのグラスを鳴らして

乾杯をする


「でも、まさかキッチンで
ビールを立飲みする日が、
来るとは思っても居なかったけど」

「うん、美味い!
やっぱり、一番搾りは美味いな。
ビールが苦手な君に、
ビールを飲ませただけの
ビールの名は伊達ではないな!」

「これから暑くなるから、
ビールが美味しい季節になるね」

「それはそうだが…、その頃には
君と一緒にビールも、
飲めないかも知れないだろう?」

杏寿郎のその言葉の意味が
分からずにそのまま問い返そうとして

あっとその言葉の意味に気が付いてしまって


そっか 妊娠しちゃったら
こんな風に杏寿郎とお酒…も

しばらくの間……飲めなくなっちゃうのか

「その顔は、忘れてたって顔だな。
知ってるか?イルカも食べない方が
いいらしいぞ?」

「食べないよ!イルカなんてっ
食べた事ないしッ!ってもしかして
イルカって食べられるの?」

「イルカにはクジラの中でも
特に妊娠中に避けるべき、水銀の
含有量が多いらしいからな。
後は、カジキ、キンメダイ、
クロムツ辺りも多いが…」


/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp