• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第51章 春と言えば…? 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



あくまでも洗うだけ

そうするつもりはないの
その言葉通りに

そこの部分もあくまでも
洗うの名目で念入りに洗われてしまって
じりじりと熱が身体の奥でくすぶる

ザァアアアアッと
杏寿郎に身体に
シャワーを掛けられてしまって
身体の泡を洗い流される

「洗えたから、一緒に入るか?」

「頭と顔、洗ってから……」

「洗えたら、おいで。一緒に入ろう」

杏寿郎は湯船に長く浸かってても
平気な人だから
さっさと何事も無かったかの様にして

自分だけ湯船に浸かっちゃうし

モヤモヤとしながらも
みくりが自分の頭を顔を洗うと

「洗えたか?みくり」

そう待っていたと言いたげに
杏寿郎が湯船の中から声を掛けて来て

こちらに手を伸ばして来たから
その手を取って
杏寿郎の足の間に自分の身体を収めた

ギュウウっと後ろから
杏寿郎に抱きしめられてしまって

身体の芯に残って居た熱が
ちりちりとまた 
くすぶって来るのを感じる

落ち着かない…な 
中途半端に刺激されちゃって

「どうかしたのか?みくり」

「ううん。
別に…どうもしないけど……?」

「…したかった…か?」

後ろから杏寿郎が
耳元でそう囁いて来て
ドキッと胸が跳ねるのを感じる

「そんな…こと、ない…し?」

「そうか、なら安心したが。
俺の洗い方が、君をその気に
させてしまって居たんだったら、
こっちも責任を
取らねばと思って居たからな」

俺とて…彼女との
付き合いは長いのだから

こう言う返しをして来るのは
ある程度予測済だし

みくりらしい返しだと思ってるが


ちゅ…と後ろから
その無防備なみくりの
項に杏寿郎が唇を寄せる

ビクッと小さくみくりの
身体がそれに反応して跳ねる


平日は元々こっちから
言い出さないと応じてはくれないからな

こう言って置けば
そうしたいとあっちからは

言い出すまい


それに今日は まだ水曜日だしな

土曜日の朝は早いんだ

流石に 金曜日も
当然 明日が早いからと

しないって流れになるだろうからな


「楽しみ…だな。みくり」


そう杏寿郎が
しみじみとみくりの
身体を抱きしめながら
噛みしめる様にして言った


「うん、本当に。
土曜日が待ち遠しい位だね」



/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp