第51章 春と言えば…? 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「そこは、大丈夫…だって。
もう、そんなんじゃないって。
からかわないでって、うん、
まぁ、会ったらわかるから。うん。
分かってるって、じゃあ、土曜日にッ」
そう言って またしても
まだあちらが話したそうにしてる
通話をみくりが終了させた
「終わったのか?電話」
「うん、終わったけど?」
「入るか?風呂、一緒に」
用事が済んだのなら
一緒に風呂に入るかと
杏寿郎から提案して来て
「えっと、先に身体…洗ってて
くれる?杏寿郎、もうひとつだけ
用事済ませたら、お風呂入れるからさ」
「ああ、分かった。じゃあ、
先に入ってるから、その君の
用事とやらが済んだら来るといい」
そう言って 先に行くと
杏寿郎がみくりのこめかみに
ちゅっとキスをして
そのままお風呂の方へと行ってしまった
バタンと寝室のドアが閉まって
ひとりベットの上に取り残された
みくりがうーんと唸り声を上げると
「さてと、おじさんの方は
さっきのでご機嫌取れただろうから、
今度は、こっちのご機嫌取り…でも
して置かないとな、拗ねてるぽいし?
その前に、用事、済ませとこっと」
そう言って週末の為の用事を
みくりがスマートフォンで済ませると
先に浴室に向かった
杏寿郎の後を追って浴室へと向かった
脱衣場で着ていた物を脱いで
洗濯機に放り込むと
「杏寿郎、もう、回しちゃう?
それとも、バスタオルも一緒に回す?」
「バスタオルは別に、
明日の朝でもいいがな…」
「でもまだ、洗濯機余裕あるよ?
後でお風呂済んでから、みんな
回しちゃってもいいかなーって」
「なら、君のしたい様に
したらいいだろう?」
「私は、ジェルボール入れて
スイッチ入れるだけだもん。後は
この子がしてくれるもん。乾燥まで」
ガチャと浴室のドアを開くと
杏寿郎は頭を洗い終わっていて
身体を洗っている途中だったので
「背中、流そうか?」
「いいのか?」
「だって、一緒に身体
洗えないじゃん、洗い場狭いし。
シャワー使ったら、こっちにも
掛かっちゃうもん。
ボディソープ貸してよ」
みくりが手を出すと
杏寿郎がその手に
泡で出るボディソープを乗せて来て
みくりが自分の手に泡を乗せると
杏寿郎の背中にその泡を広げて行く
「なぁ、みくり」
「何?」