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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



さっきまでの ちょっと
意地悪そうな笑顔と違って
なんて穏やかで
優しい顔で笑うんだろうって

その笑顔から目が逸らせないでいて


「聞いて置かなくていいのか?」

「聞くって…、何を…」


そこまで 言って気が付いた

その優しい笑顔ばっかり見てたから


肝心の言葉の方を忘れていた


そう らしくもなく

していると言った  ”遠慮” の事だ


遠慮していると言って置いて

そんな事を聞いて来るとか…


やっぱり 杏寿郎さんは…大人だし

ちょっと ばっかし 卑怯な気がするッ…


「遠慮…、してます…か?」


恐る恐る 問い返してみた


「俺の遠慮が足りないと…言いたそうだな。
それとも、別の方の意味…だとか?」


今は その遠慮をしているのかと言う

私からの問いかけに

そう杏寿郎さんが返して来て


勿論に 遠慮をしている様に見えませんと


私は彼に言っているんだけども


その証拠に こんなにも


ドキドキと…自分の胸が…騒がしい


「まぁ、それは冗談だが。
さて、そんな話をしている内に
着いてしまった様だ」

話をしている内に
いつの間にか
自分の家の近くの運動公園に
戻って来て居て

見慣れた景色が見えていた

駐車場に車を停車させて

「すいません。今日は一日
楽しかったです。
ありがとうございました、その
サボテンまで買って貰ってしまって」

早口にお礼を述べて
シートベルトを外そうとすると
その手を上から杏寿郎の手で
押さえらえてしまって

「あっ…、あの…、手…」

「5分とは言わないから、
3分…でいい。俺に時間をくれないか?」

みくりがシートベルトの
留め具を握っている手を
重ねられている彼の手が
小指側から1本ずつ
その留め具から指を外して来て

5分や 3分…って
言葉では言っているけど

引き留め方の方は

たった 3分や5分…

引き留めて来るような…
そんな引き留め方じゃない…のに?

これじゃあ まるで

降りないで…って言われてるみたいだし

帰るなと 言われてる様にしか感じない

フッと影が降りて来て

杏寿郎がシートのドア側の下に
みくりの身体に触れない様にして
手を伸ばして来て

そのまま ガクンと
みくり視界が天井を向いて
リクライニングを倒されたんだと気が付いた
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