第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし
「いらっしゃいませ、お水と
ランチメニューになります。
当店の方は、メインと、サブのお料理
サラダとデザートを選んで頂く
システムの方になっておりまして」
数種類の中から
自分の好みに合う様に
好きな料理を選べるんだ
「本日のおすすめは、
若鳥の香草グリルと
アスパラとホタテのグラタンなります。
こちら、当店のオススメの
お花のサラダになります」
そう言ってエディブルフラワーの
サラダの写真の載ったメニューを
店員さんがテーブルに置いて来て
「当店のサラダのお花は、一条市の
エディブルフラワー農家さんから
直接仕入れをしている物になります」
お花畑みたいなサラダが
ミックスと赤系青系黄色系と
4種類もあるんだ
「凄い…、食べてしまっていいのか
悩んでしまいそうですね」
そう言いながらに視線が
そのサラダのメニューから
離れそうになくて
真剣な表情をしてサラダを
悩んでいるみくりの顔を
杏寿郎は眺めていた
宇髄には 注文の件にしても
この店に件にしても
借りを作ってしまっている様だった
結局悩んだ挙句にミックスにする事にした
煉獄さんはオムライスのセットを
大盛りで注文していて
みくりは
アスパラとホタテのグラタンで注文をした
「でも、こんなお店があるなんて
知りませんでした。フラワーセンターには
それこそ、何度か来た事があったのに…」
「ああ。俺も何度かここには
生徒の引率で来ていたが。
この店については、知らなかったしな。
畳ミュージアムが出来たのも今年に
入ってからだったし、今日は
付き合って貰って助かった」
そう今日のお礼を言われてしまって
「いえ、そんな。チューリップも
凄い綺麗でしたし。それに、畳の事も
知らない事ばかりで、勉強になりましたし。
こんなに、素敵な
お店とも出会えましたし…。
こっちがお礼を
言わなくては…ならない位です。
杏寿郎さんの引率の下見なのに、
普通に
楽しんでしまってました…、すいませんっ」
「だったら…、みくりさん。
来月にバラを見に出掛ける時は、
純粋に楽しみに行く…と
言う事ではどうだろうか?」
純粋に楽しみにと言う言葉を聞いて
みくりはハッとした
生徒さんを連れて無いとは言えど
お仕事の一環…だもんね 今日のは
「あ。でもだったら…薔薇じゃなくて」