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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



『レンタル料100円になります。
どうですか?男性用の衣装もありますよ』

「男性用…あるんですか?」

『男性用、数は少ないんですけど。
ああ。これですこんな感じですね』

そう言ってスタッフの男性が
こちらに見せて来たのは
黒のスーツにも見えるが
ゆったりとしたシルエットの
ズボンが特徴的な衣装で

煉獄さんは日本人離れしてる
髪の色と顔立ちだから
もしかしなくても似合うのでは…

「……似合いそうです」

「俺としては、あの可愛らしい
衣装を着てる、小野寺さんを
見てみたいんだが」

「じゃあ、こうしましょう!」

みくりがある事を提案して来て
お互いがお互いの料金を支払って

選んだ衣装を持って
更衣室へ向かった

刺繍がふんだんに施された衣装に
綺麗なペイントの施された木靴を履く
頭に白いレーシィーな三角の帽子を乗せれば
一気にらしい感じがする

更衣室の出た所にある
大きな鏡で全身を確認していると

先に着替え終わって居た
煉獄さんが遅かったのか
更衣室のある建物に戻って来て

「すっ、すいません。
お恥ずかし所をお見せしまして…ッ」

思いっきりスカートの裾を持って
鏡の前で半回転してターンした所だったから

みくりが恥ずかしさのあまりに
顔を真っ赤にしていたので

「撮影のオプションにって
貸して貰ったんだ。これ」

そう言って持ち手の付いた
カゴにチューリップが沢山
入っているのをこちらに差し出して来て

「凄いですね。ピンク色のチューリップ」

「ああ。そこ。段差があるから。
気を付けて。木靴だと歩きにくいだろう?」

そう言って段差の下から
煉獄さんがこちらに手を差し伸べてくれて
その手に自分の手を置いて
更衣室の建物の入口の段差を降りた

じっとこっちを見ている
煉獄さんと目が合って

「あそこで見ても、似合っているとは
思っては居たが。こうして、太陽の下で
チューリップの花と一緒に見ると
更に、際立って見えるな。うん。可愛い」

そう言って杏寿郎が
ニッコリと笑って

そう言って来る言葉に

ふと前に付き合っていた人の事を
引き合いに出すのはアレなのだろうが
思い出してしまっていて

着てる本人を前にして
おかしいとか 似合わないとかって
言えるのは一部の人なのだろうけども

「大丈夫か?顔色が優れない様だが」
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