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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



「似合ってる…、とは思うが。
少々、座っていると…目のやり場に
困ってしまいそうではあるな」

杏寿郎の言葉にみくりが
ハッとして

慌てて 羽織って居た
マウンテンパーカーを脱いで
自分の膝の上に掛けた

「すっ、すいません。
お目汚し…でしたね」

膝丈のスカートだったから
座ったら上がっちゃうのか…
お店の人がこちらが
お似合いですよって言って来たから
そんな所まで考えて無かった

「ああ。でも、今日は
春らしく、俺もピンクだから
お揃いになってしまったな」

お揃いと言われて

運転席の杏寿郎の方を見ると

トップスは
この前の淡いピンクのシャツを
少しだけ開いてインナーの
ネイビーのTシャツが見える様に着ていて

ボトムは
ブラウンよりのカーキーのパンツ

と言う服装で

自分の今している服装を
思わず目で確かめてしまったのだが

ピンクのギンガムチェックの
フリルとリボンの付いたブラウスに
ベージュの膝丈のスカートで

ネイビーのソックスに
白の厚底のスニーカーなのだが

「確かにっ、色の組み合わせが
同じ様な感じですね。あ、でも
ピンクには、ネイビーもカーキーも
ベージュも相性がいい色ですし…」

「いつもと違う感じがするのは、
髪型の所為かと思って居たが。
髪型だけじゃなくて、口紅の色も
いつもと違うか?」

口紅… いつも同じ様な
色になっちゃうからって

いつも選ばないようなって思って買った

モーヴピンクの口紅を
今日は塗って来たんだけど

「あ。いえ…、正解です。
煉獄さん。良く気が付かれましたね。
家の誰も、言いませんでしたよ?」

「ハハハハッ。ちょっとした
違いは毎日一緒だと気が付きにくい
とも言うが。こうも化粧一つで
印象が変わるものなのなら」

ルームミラー越しに
視線を感じた様な気がして
運転席の方を見るも
煉獄さんは運転中だから
前見てるよね…気のせいか…

ツンと自分の手の指先で
無意識に唇を押さえてしまっていて

「でも、口紅だけ、
変えただけですよ?他は何も…」

変えてはいないと言おうとして

確かに新しい 服は買ったし
いつも付けない色の口紅も買った

「だが、今日の恰好も
その口紅も、春らしい…し、
貴方に良くお似合いの様だ」

「煉獄さんこそ、春らしいです。
ピンク、着こなせる男性
素敵だと思います」
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