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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第50章 ハルイロ お相手:煉獄先生 ※裏なし 



「ふぅーん、で?」

「で。じゃなくってっ!
先に言う事とかありませんかね?
お姉ちゃん、私にさぁ。
おはようとか、おはようとかさ?」

ふぁ~っと大きなあくびをして
洗面所の方へみくりの
隣をすり抜けて移動すると
くんくんとみくりの
頭に鼻を近付けて匂いを嗅いできて

「んー?でどこの、馬鹿な妹ちゃんは
お姉様のこれとか、これ、
使ったりとかしてないよねぇ?
みくりちゃんは、いい子だから
そんな事したりしないよねぇ~」

「いやああっ、お許しください。
神様、仏様。お姉様ぁあああっ」

グイっとみくりの
両頬に自分の手を置いて
顔を自分の方へ姉が向けさせて来て

「そうねぇ。じゃあ、
特別に、どんな男なのか
教えてくれたら、許してあげるけど?」

「どんなって、そんな、
お姉ちゃんが
期待する様なのじゃないって!」

自分の歯ブラシに歯磨き粉を付けていた
姉がみくりの言葉に
ピクッと反応すると

「じゃあ。
その頭グチャグチャにするわ」

「嫌ッ、止めてぇ。
お姉ちゃん、いえ、お姉様っ。
言います、言いますからっ」

「男前?」

「だと…、思う」

「だと思うって、どんな人か
全然わかんないじゃん」

「どう…、ああ、えっとね。
真夏の海老天みたいな人だよ」



真夏の海老天


そうみくりが言って来て
みくりの姉が首を傾げる

「はぁ?アンタ、海老天って
人のイメージに使う奴がどこにいるの
んん?海老天?アンタ、もしかしてっ。
真夏の海老天って…、こっちっ
アンタも来なさいっ。母さん大変ッ!!」

「何っ?何??引っ張らないでって」

姉に腕を掴まれて
そのまま洗面所から台所へと連行される

台所では母親が朝食の洗い物をしていて

「もう、廊下は走っちゃダメじゃないの。
瑞葉ちゃん、みくりちゃん」

「そんなの、どうでもいいのっ!
母さん見てよ、あのみくりが
髪まで巻いてるんだよ?雨降るし」

瑞葉がぐいっと母親の前に
みくりを見せる様に前に出して

「あら、可愛いわね。
みくりちゃんは、折角私に
似たカワイイ顔してるんですもの。
もっと、お洒落しなくちゃね?
今日は、デートなの?」

「そうそれ!母さん居たでしょ?
私の同級生に。真夏の海老天みたいな奴」
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